― あしなが育英会 東日本大地震・津波 対応措置 ―

遺児のケア「東北レインボーハウス」(仮称)建設を決定
「特別一時金」3度目の増額、0歳児から大学院生まで一律200万円を給付
~18歳以下(2011年3月11日時点)の非就学・非就労の人も給付対象~


被災地実態調査などのため避難所などを訪ね歩くスタッフ

 2011年3月11日に宮城県沖で発生した大地震・津波で犠牲になられた方々に心から哀悼の意を捧げ、お子さまやご家族のみなさまのご無念に言葉もありません。被災をされたみなさまに心からお見舞いを申し上げます。

 あしなが育英会では、東日本大地震・津波で親を失った子どもたちのケアを本格的に取り組むため、“心を癒す家”「東北レインボーハウス」(仮称)建設を決定しました。阪神・淡路大震災時、被災地に「神戸レインボーハウス」を建設し、16年間ずっと子どもたちを支える活動をしています。神戸と同じように、東北の子どもたちのケア活動にも力を尽くします。

 また、あしなが育英会では、東日本大地震・津波で保護者が死亡・行方不明または重度後遺障害の0歳児から大学院生までに返済不要の「特別一時金」を給付しています。この制度は、3月14日に発表し、5月と10月の2度にわたり当初の金額を増額しました。また、10月の増額時には、年齢によって差があった金額を年齢に関わらず一律にし、さらに、さまざまな事情で就学や就労していない18歳以下(3月11日時点)の遺児にも給付することにしました。この10月増額時以降も多くの方々からのご寄付が続いており、そのお気持ちをいち早く遺児に届けるため、12月22日、一律200万円へ3度目の増額を決定し(「一時金支給額推移表」参照)、同日、給付金決定済みの1,925人に、その差額分を送金しました。なお、ご寄付は12月20日現在で6万件、38億8600万円に達しています。

 各詳細は下記のとおりです。また、震災発生以降のわたくしどもの活動については、左上・各記事をご一読くさい。

<東日本大地震・津波 対応措置>

1. 子どもたちへの心のケア


99年に完成した“神戸レインボーハウス”=神戸市東灘区

 あしなが育英会では、経済的な支援だけではなく、子どもたちのケアにも取り組んでいます。“心を癒す家”「東北レインボーハウス」(仮称)建設を決定しました。阪神・淡路大震災後、被災地に「神戸レインボーハウス」を建設し、16年来、子どもたちを支える活動をしています。神戸と同じように子どもたちのケア活動にも力を尽くします。

東北レインボーハウス・センター(「遺児ケアとファシリテーター養成」の発信基地)建設について

<建設の目的>
①東日本津波遺児の心のケアを日常的に長期的に行なうため。
②心のケアを実際に進める大人をファシリテーターと呼ぶが、そのように子どもに寄り添い、心のケアを必要とする子どもの心を大切にするファシリテーターを大量に増やす。具体的にはファシリテーター養成講座、講演会等を重ねる。
③幼い遺児にとっては、レインボーハウスに行けば優しいお兄さんやお姉さんがいる。目標となる人との出会い。

 ※ファシリテーターとは=遺児の心の癒しをお手伝いするボランティアのことを「ファシリテーター」と呼びます。その役割は、遺児が心の内にある思いを言葉にすること、言葉ではなくても身体で表現することを、「やりやすくする」ように手助けすることです。
<建物の機能>
①宿泊機能 宿泊室・体育館などでのテント宿泊・調理室・浴室等(宿泊のつどい・宿泊のファシリテーター養成講座)
②心のケアをする機能 体育館・さまざまな癒しのための部屋:例 おしゃべりの部屋・火山の部屋等
③ファシリテーター養成講座・講演会の開催機能 体育館・研修室等
④その他 管理等・事務室・諸設備・駐車場・『あたたかい見守り・一人じゃないよ』を象徴するモノやオブジェ、日常を離れた空間・津波資料室(証言の記録他)・送迎バス
⑤保護者のサポートも重要と考えている 教室・キッチン・リビングルーム等
<基本構想>
仙台市内の交通至便で安全安心な場所に本部を竣工し、岩手県山田町または大槌町、同県陸前高田市、宮城県石巻市、福島県内の4か所にサテライトを建設する。サテライトは地元と協議しながら進めたい。
<建設募金> 
 神戸レインボーハウス、東京・日野レインボーハウス同様に建設募金を呼びかけている。神戸(14億5千万円)、東京・日野(19億2千万円)の建設募金の大半は個人であったが、今回は企業寄付や海外の支援者からも期待したい。
            神戸         東京・日野       仙台
土地/床総面積 410坪/814坪    3188坪/1822坪    450坪/600坪
土地・建設費  12億7300万円    24億6500万円     11億円
工事期間    98年3月~98年12月 05年1月~06年1月 12年1月~13年2月
サテライト    無           無            350坪/200坪(3.5億円×4か所=14億円)
※東北レインボーハウスが竣工稼動後のランニングコスト、メンテナンスコスト、運営費を5年分見込むと10億円が必要

2.0歳児から大学院生までの「特別一時金」給付制度(返済不要)の新設

・特別一時金の給付金額
 0歳児から大学院生まで一律200万円
・特別一時金の対象者
 東日本大地震・津波で保護者が死亡・行方不明または著しい重度後遺障害を負った子どもで、申請時に①未就学児、②小中学生、③高校生と2012年度に大学・短期大学・専修学校・各種学校の第1学年に入学を希望し準備している人(浪人生)、④大学・短期大学・専修学校・各種学校・大学院生、⑤2011年3月11日現在18歳以下で、さまざまな事情で就学も就労もしていない人
 ■両親をなくした子どもだけでなく、どちらかの親を亡くした子どもも対象となります
 ■きょうだいが何人いても全員対象となり、一時金が受けられます
 ■ご家庭の経済状況は問いません
 ■申請の際の必要書類はなく、学校長の証明だけで手続ができます
・申し込み期限 2012(平成24)年3月10日(2011年度限定)
申請書は以下のファイルをご参照ください。

中学生以下
高校生以上
非就学・非就労者

3.あしなが育英会奨学金制度(貸与)の特例措置

・特例の内容
(1)奨学金申請時の提出書類(所得証明書など)の免除
(2)大学、大学院奨学金の試験を免除し、書類選考のみとする
(3)専門学校・各種学校奨学金は、高校奨学金を借りていた者だけが対象だが、その制約をはずす。
(4)貸与決定後、速やかな送金を図る

・奨学金の対象者 高校生、大学(短大を含む)、専修学校・各種学校・大学院生
・奨学金貸与月額
(1)高校=国公立2万5千円・私立3万円、(2)大学=一般4万円・特別5万円、(3)専門学校・各種学校=4万円、(4)大学院=8万円
・申し込み期限 2012(平成24)年3月10日
・奨学金の返還 卒業後半年後から20年以内

申請書は以下のファイルをご参照ください。
申請書

★東日本大地震・津波で親を失った子どもたちへの心のケア活動、特別一時金への募金★

(1)郵便振替
あしなが東北レインボーハウスの建設費へのご寄付
口座番号「00120-7-355615」加入者名「あしなが東北レインボーハウス建設募金」

東日本大震災遺児への一時金、貸与奨学金、心のケアプログラム開催費などへのご寄付
口座番号「00130-7-776732」加入者名「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」

(2)クレジットカード
本会ホームページからクレジットカードで寄付受付
あしなが東北レインボーハウスの建設費へのご寄付
東日本大震災遺児への一時金、貸与奨学金、心のケアプログラム開催費などへのご寄付

(3)現金書留で郵送
送付先:〒102-8639 東京都千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル3階
宛て名:あしなが育英会 東日本大地震・津波遺児募金

<お問い合わせ>
あしなが育英会 東日本大地震・津波緊急対応本部
 〒102-8639 東京都千代田区平河町1-6-8 平河町貝坂ビル3階
 被災者の方専用フリーダイヤル(0120)77-8565
 その他の方のお電話は(03)3221-0888
 FAX(03)3221-7676
 E-mail tsunami@ashinaga.org


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