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「追悼と交流のつどい」 神戸レインボーハウスで開催

2017年02月13日 [ニュース/コラム]

 阪神大震災遺児家庭と東日本大震災遺児家庭の「追悼と交流のつどい」(主催=あしなが育英会・阪神大震災遺児と共に生きる会)を1月14日、神戸レインボーハウスにて開催しました。阪神大震災遺児家庭17世帯30人、東日本大震災遺児家庭14世帯16人の合計46人、来賓を含めると100名にのぼる参加があり、マスコミも10社(NHK、サンテレビジョン、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送、共同通信、朝日新聞、読売新聞、神戸新聞、産経新聞、毎日新聞)が取材に駆けつけてくださいました。


 阪神・淡路大震災の翌年から20年間開催した「今は亡き愛する人を偲び話しあう会」は遺児が全員成人式を迎えた2015年1月で終了し、昨年から現在の形となりました。まず最初に、前身である「今は亡き愛する人を偲び話しあう会」第一回から運営に関わる伊藤職員の「震災で亡くなられた愛する人を偲んで黙とうを捧げたいと思います」という言葉に続き、亡くなられた方々の御霊に向かって黙とうを捧げました。


 黙とうの後は阪神大震災遺児代表として浦田楓香さん=22歳・社会人・神戸市在住=がスピーチ。「短大時代も社会人になってからも東北で出会った人たちはとても元気で明るく、その姿をみて、人間の強さというものをすごく感じ、私自身元気をもらいました。また、東北の被災地を見て、阪神大震災の状況を考えるようになりました」と述べました。

 献花の時間ではアフリカから留学に来ている虹の心塾生たちも参加しました。その後のスピーチで、東日本大震災で父を亡くした佐々木奏太さん=21歳・大学3年生・仙台市在住=は「亡くなった愛する家族が今回の縁を結んでくれたのだと思います。突然の愛する人の死を受け止めて、東北と関西で手を取り合って、私たちはこれからも前進していかなければいけないと思います」と話してくれました。

 午前の第一部はあしなが育英会会長玉井義臣のあいさつで締めくくり、午後は遺児同士、父親同士など、さまざまなグループに分かれ、お互いに近況報告をしました。その後はもういちどホールに集まり、全体で記念写真を撮影。そのまま行われた八木職員司会による「まとめの会」で各グループから代表者が選ばれ、感想を発表しました

 東北事務所の小川職員は「同じ立場、同じ経験をした人が、多くを語り会わなくても、同じような気持ちを共感しあい、交流する姿を見て、良い時間が生まれるのだと感じました。もしよければ、みなさんが進んで行く人生に、これからも寄り添わせてもらえたら、隣で一緒に時間を積み重ねていけたらという気持ちを強くしました」と思いを吐露し、また、「阪神大震災遺児と共に生きる会」を代表して、神戸レインボーハウスの開館当初よりファシリテーターを務め続けてくださっている上田裕之さん(50)は「こうして今でも子どもたちと繋がらせていただけることは、私たちにとってうれしいことです。東北の方々にも出会えました。震災は無ければよかったことなのかもしれないですけれども、こうして出会えたということ、新たなつながりができて、みなさんとつながることで人生が豊かになるなと感じております。これからもよろしくお願いします」と会場全体に語りかけました。

 東北での同様の行事は3月に予定しています。


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