
小澤 征爾
Seiji Ozawa指揮者 ウィーン国立歌劇場元音楽監督
中国のシャンヤン(旧奉天)生まれ。幼いころからピアノを学び、成城学園中学校を経て、桐朋学園で齋藤秀雄に指揮を学んだ。
1959年、ブザンソン指揮者コンクールで第1位を獲得。当時ボストン響の音楽監督であり、このコンクールの審査員であったミュンシュに翌夏タングルウッドに招かれ、その後、カラヤン、バーンスタインに師事、シカゴ響ラヴィニア・フェスティバル音楽監督、トロント響音楽監督、サンフランシスコ響音楽監督を経て1973年にボストン交響楽団の第13代音楽監督に就任、29年という長期にわたって務め、世界最高のオーケストラのひとつに育てた。2002年秋には、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任、2010年春まで務めた。
1978年には、中国政府の公式招待により中国を訪問、以来、中国とは深い関係を築いている。日本においては、1992年より始めた国際的音楽祭“サイトウ・キネン・フェスティバル松本”、実践を通して若い音楽家を育成するための“小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト”および“小澤征爾音楽塾オーケストラ・プロジェクト”を中心に活動を展開、新日本フィル、水戸室内管の指揮台にも登場している。
また、2005年にはスイスにヨーロッパにおける音楽学生を対象にしたSeiji Ozawa International Academy Switzerland を設立、さらに、2011年には、アジア圏の優秀な学生に門戸をひろげるため NPO 法人小澤国際室内楽アカデミー奥志賀を設立している。これまでに、フランス・レジオン・ドヌール勲章オフィシエ、日本国文化勲章をはじめ国内外で数多くの賞を受賞。
出典:
http://www.saito-kinen.com/about/seijiozawa?_locale=ja