【ひと】群馬での募金復活に向けて|6/11(土)前橋・高崎・伊勢崎で実施
2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。6月11日(土)には栃木県と群馬県で実施されます。
実施を前に、群馬県でのあしなが学生募金の復活に向けて奮闘する、大学奨学生のえみさんを紹介します。
えみさんは埼玉県坂戸市出身。教員になるという夢を叶えるため、前橋市内の大学に通う4年生です。教員免許と学芸員資格の取得を目指して、日々頑張っています。えみさんは小学校1年生のときに、父親を亡くしました。大学で学ぶには経済的な不安が大きく、どうしようかと悩んでいた時に出会ったのがあしなが奨学金だったそうです。大1の時から奨学金を受け始め、最終学年の4年生にまでなることができました。
あしなが学生募金事務局の一員になったのは大学1年生の秋のこと。自身の幼少期の経験から、同じような境遇で苦しむ遺児の支えになりたいと思い、入局を決めたそうです。大2の1年間は学生募金事務局群馬ブロックのブロックマネージャを務め、活動の最前線に立ちました。現在群馬ブロックはメンバー不足のために長野ブロックと合併し、えみさんは長野群馬ブロックの一員として活動しています。
2021年12月、群馬県ではコロナ禍で中止していた街頭募金を、2年ぶりに実施することができました。しかしながら実施は2時間と限定的であり、遺児たちの進学を守る為には街頭募金を本格的に復活させる必要があります。そのためにえみさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。
「このコロナ禍で、今まで以上に生活が厳しくなり、進学や将来の夢を諦めざるを得ない子どもたちがたくさんいます。そのような子どもたちを少しでも支援するため私たちは活動を続けています。群馬県の皆さんのご協力が大きな力になります。よろしくお願いします」と、えみさんは力強く語ってくれました。
群馬での募金は6月11日(土)に、高崎駅前(10-18時)、前橋駅前(10-17時半)、伊勢崎駅前(10-17時)で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。
また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在群馬県内では108人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。