【ひと】広島での街頭募金の復活に向けて
2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第11週目となる10月8日(土)には広島、大分、宮崎の3県で実施されます。
今回は広島での街頭募金にむけて奮闘する、大学奨学生のあきさんを紹介します。
大学2年生のあきさんは、薬剤師になることを目指して薬学部に通っています。出身は愛知県。夢の実現のために地元を離れ、日々勉学に励んでいます。
そんなあきさんは6歳の時に父親を亡くしました。あしなが奨学生になったのは高校生の頃のこと。父の死後の経済的な不安は大きなものでしたが、あしながさんの支えのおかげで高校、大学と進むことができたそうです。
あきさんは大学1年生のときにあしなが学生募金事務局の一員になりました。実は高校生のときにも、自ら募金に参加したことがあり、その時に「自分の学びを沢山の人が応援してくれている」と実感したそうです。そんな経験もあり、大学生になってからはメンバーの一人として活動することを決めました。
今年度は中四国エリアのアドミニストレーションユニット(総務を担当する部門)の統括を任され、募金の準備に励んでいます。
2021年12月、広島ではコロナ禍で中止していた街頭募金を、 2 年ぶりに実施することができました。しかしながら実施は2時間と限定的であり、遺児たちの進学を守る為には街頭募金を本格的に復活させる必要があります。そのためにあきさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。
「私と同じような境遇で進学を諦めかけている子どもたちのため、広島の皆さん、募金にご協力をお願いします!」と、あきさんは力強く語ってくれました。
広島での募金は10月8日(土)に、広島駅前、そごう前、パルコ前、八丁堀、福山駅前で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。
また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在広島県内では152人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。