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「P君に会いたい。・・・」【はがきの名文コンクール優秀作品集】

お知らせ 2021.08.23

第6回はがきの名文コンクール、100年構想生の作品が最終候補作に!

みなさん、「はがきの名文コンクール」というものをご存じでしょうか?

昨年、第6回はがきの名文コンクールが開催され、100年構想生でウガンダ出身で工学院大学3年生のトゥムシメ・ブライアンさんが応募しました。惜しくも受賞は逃しましたが、25,000通以上の中から最終候補作に選ばれ、このたび「はがきの名分コンクール第6回優秀作品集」という本に掲載されました。

 

この本には入賞作品31作と最終選考に残った99作の合計130作の「はがきの名文」が収められています。そのうち、外国人の作品はブライアンさんを含めて2名だけです。

今年のテーマは「一言の願い」

第6回コンクールのテーマは「一言の願い」。選考委員は作家の五木寛之さん、同じく作家の村山由佳さん、そして、教育学者で明治大学教授の斎藤孝さん。コロナ禍で募集期間が短縮されたにもかかわらず、3歳から104歳までの方々からはがきが届いたそうです。

 

ブライアンさんは一昨年も応募し、今回が2回目の挑戦となり、見事、最終選考に選ばれました。今回も熱心に取り組んで応募し、それが最終選考に残って今回の掲載につながりました。第7回コンクールにも応募するようですので、次回はぜひ受賞できるようさらに頑張って欲しいです。ブライアンさんの力作をぜひお読みください。

「P君に会いたい。」ブライアンさんの願いの詩

 

P君に会いたい。
でもそれはできない。
なぜなら、
幼い頃から私の故郷ウガンダでは
マラリアで死ぬ人が後をたたない。
私の友人や親せきにもいた。
幸運なことに私は今、
日本に留学して生命科学を勉強している。
P君のようにマラリアで亡くなる人を
一人でも減らせるように役に立ちたい。
それが私の願いだ。

(トゥムシメ・ブライアン)

 

※100年構想生とは、「あしながアフリカ遺児高等教育支援100年構想」を通してあしなが育英会に支援されて大学の学位のために学ぶ100年構想の学生です。100年構想とは、サブサハラ・アフリカ地域の各国から毎年1人ずつ優秀な遺児を選抜し、世界の大学に留学する機会を通して、将来様々な分野で活躍し、母国の発展を担うリーダーを育成しようという構想です。

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