【現地レポート】熊本で3年ぶりの街頭募金を実施しました
5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。10月15日(土)には熊本県と福岡県、鳥取県で街頭募金が行われました。本記事では熊本での募金の様子を報告します。
熊本県での3年ぶりの街頭募金は熊本市の熊本駅前、下通入口、そして鶴屋前でおこないました。
市内3か所での募金には30人を超えるあしなが大学奨学生やボランティアの高校生が参加するため、前日は夜遅くまで本番に向けての事前準備を準備をする学生たちの姿がありました。
あしなが学生募金事務局のメンバーと言えども、募金に立つのは初めてという学生ばかりで、緊張の中で臨んだ募金活動でした。

募金前夜の準備風景
そして迎えた当日の朝。いよいよ3年ぶりの街頭募金が始まりました。
募金開始の第一声をあげたのは、あしなが学生募金事務局のメンバーの遠山さん(大3)です。下通入口で精一杯の想いを込めて、遺児家庭の現状を訴え、支援を呼びかけました。

通行人に支援を呼びかける遠山さん
8時間の募金活動を終えて遠山さんは活動を振り返り、こんな感想を寄せてくれました。
今回のリレー募金は、あしなが学生募金事務局員として初めての8時間にわたる街頭募金。過去には短時間の募金には2度立っていましたが他の県から繋がってきたタスキを受け取っての募金は、独特の緊張感や8時間ということもあり不安が大きく資材管理、募金箱の配置などを職員と打ち合わせしながらの準備となった。
一から自分で考えて運営したのは初めてで最初はパニックになっていましたが今まで一緒に頑張ってきた仲間、職員、そして街頭の方からの優しさ、たくさんのサポートにより、初めての募金では新たな刺激を得ました。
また、佐賀・大分と3週連続での街頭募金を行い、体力的にしんどい部分もありましたが、街頭募金でしか経験できないことがありました。あしなが奨学生のOB・OGの方々で結成された団体や大勢のボランティアさんとの出会い。そして街頭で受けたたくさんの方々からの応援。私は改めて私達は沢山の方々から応援されている事に気づかされました。
このリレー募金は自分の人生にとってとても良い経験となり、自身を成長させる刺激のある募金活動だったなと今は感じています。
温かいご支援、そして応援をありがとうございました。
遠山さんはじめ多くの熊本の学生の熱意によって実現した3年ぶりの街頭募金。たくさんの方が募金に協力してくださり、この日一日の活動で934,752円のご寄付が寄せられました。
またその様子は県内の複数の報道機関に取り上げられ、募金の復活が広く熊本の人々に報じられました。
熊本での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在熊本県内では160人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。
あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。
あしなが育英会では、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、障がいなどで親が働けない子どもを支えています。
これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。
遺児たちをそっと支援する「あしながさん」として、子どもたちを応援してくれませんか?