3月11日「こころの居場所」を開催しました
3月11日「こころの居場所」を開催しました
今年の3月11日は、震災から10年を迎えるため多くの関心が集まりましたが、新型コロナウイルスの影響により、追悼行事の多くは縮小や形式の変更など、例年とは異なる部分が多く見られました。
レインボーハウスでは、同じような体験をしたもの同士だからこそ思い合える時間や場所として、3月11日を過ごす選択肢の1つとなれるように「こころの居場所」を開催し、遺児家庭の方々をお迎えしました。仙台、石巻、陸前高田レインボーハウスで、小学3年生から、成人しわが子と一緒の遺児 や保護者・ファシリテーター・職員の総勢63人が集いました。
仙台レインボーハウス担当者コメント
震災当日の様子を克明に話される保護者がいました。亡くなられたパートナーの遺体を発見するまでの辛い出来事について話された。その一方、長男の就職が決まりとても喜んでいた。
帰り際「スノボを始めようと思っている。自分のやりたいことをやらなきゃ」と話されていた。
光を集めるサンキャッチャー。自分の好きな色で作った
石巻レインボーハウス担当者コメント
小5女児をレインボーハウスに送ってきた祖母が「最近震災のニュースばかりで、それを見るのを避けているのがわかるんだよね。」気持ちの変化を教えていただいた。
仲間やファシリテーターと一緒にカードゲーム
陸前高田レインボーハウス担当者コメント
新しい家族とともに訪れてくれた遺児同士の夫婦。新米パパが子どもを抱っこして哺乳瓶を持つ姿に、成人した子どもがいる保護者が「そうか。10年の時の流れか。うちもそのうち、こんな光景が見られるのかな」とポツリとつぶやいていた。
14時46分 海に向かって合掌