親をなくした子どもとその家族が集う「出会いと交流の拠点」レインボーハウス

仙台レインボーハウス

仙台レインボーハウス 仙台レインボーハウス内の様子 仙台レインボーハウス内の様子

仙台市地下鉄五橋駅から徒歩1分。専門学校だった建物を大規模リニューアルし、多目的ホールを増築してブリッジでつなげました。定期的に行っている「仙台ワンデイプログラム」には、仙台市内のみならず県外から参加される方もいらっしゃいます。

活動内容

ワンデイプログラムを定期的に開催(NPO法人子どもグリーフサポートステーションと合同。震災以外の遺児家庭も参加)。東北のセンターのような機能を持つ当所には、県内外から遺児家庭の方が参加します。その他全地域を対象に「中高生のつどい」や大学生のプログラムも実施しています。

概要

住所
〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋2-1-15
TEL
022-797-2418
アクセス 仙台駅から・・・JR仙台駅西口を出て、愛宕上杉通を南に徒歩14分
五橋駅から・・・仙台市地下鉄南北線「五橋駅」北2番出口から南へ徒歩1分

石巻レインボーハウス

石巻レインボーハウス 石巻レインボーハウス内の様子 石巻レインボーハウス内の様子

商業店舗だった建物を石巻準備室として使用していましたが、建物をリニューアルし、多目的ホールなどを増築しました。商業店舗だった頃の雰囲気もあえて残した、高い吹き抜けのあるリビング。夏には「石巻川開き祭り」の花火を屋上から見ることができます。

活動内容

ワンデイプログラムと金曜開館日を定期的に開催。子どもたちが快適に過ごせるように、平日に月2回保護者の方にボランティアで清掃をしていただいています。石巻市は市町村別で最も震災津波遺児の数が多く、未就学児から大学生まで幅広い年齢の子が利用しています。

概要

住所
〒986-0815 宮城県石巻市中里2-2-3
TEL
0225-90-3418
アクセス JR石巻駅から線路沿いを西へ進み、最初の踏切を渡って北へ直進。七十七銀行角の交差点を右折してすぐ(左側)

陸前高田レインボーハウス

陸前高田レインボーハウス 陸前高田レインボーハウス内の様子 陸前高田レインボーハウス内の様子

暖かな日差しが降りそそぐ南向きの建物。屋外広場でも自由に遊べます。主に岩手県陸前高田市、大船渡市、住田町、一関市、宮城県気仙沼市のご家庭を対象に、毎月定期的なプログラムを実施。クリスマスや「宿泊のつどい」などは、岩手県全域のご家庭が対象です。

活動内容

ワンデイプログラムを定期的に開催。また私たちが活動で使わない日に、地域の子育て支援団体等を中心に施設の貸し出しを行っています。さらに、浸水地域にある高田小学校の二次避難所として、津波警報注意報が発令された際の児童、教職員の避難所として使われています。

概要

住所
〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字鳴石112-7
TEL
0192-22-7558
アクセス 陸前高田市役所、BRT陸前高田駅から徒歩10分。学校給食センターの南側

レインボーハウスってどんなところ?

ワンデイプログラム

ワンデイプログラムの様子

同じ境遇の子ども同士が集まり、ファシリテーターと過ごすケアプログラムです。主にレインボーハウス周辺の地域を対象に毎月1~2回程度、日帰りのスケジュールで定期的に開催しています。お互いの体験や気持ちを語り合うプログラム「おはなしのじかん」の他は「じゆうあそび」の時間で、子どもたちが自分の主導権を大切にしながら過ごします。

つどい(お泊まり会)

つどいの様子

レインボーハウスに宿泊する1泊2日のプログラムです。宮城県だけでなく、遠くは神奈川県から参加した子もいました。いっしょに過ごす時間が長い分、子ども同士やファシリテーターとの信頼関係が深まります。また、保護者だけのプログラムでは、保護者同士が交流することもできます。

地域との交流

地域との交流イベントの様子

レインボーハウスを地域の方々にも理解していただくために、地域の方も参加できる行事を行っています。ピアノコンサート、太鼓の演奏会などを開催しました。また学習支援団体、地域の子育て支援団体を中心に、スペースの貸出もしています。

海外とのつながり

海外インターン生との交流

各国からのご招待で、子どもたちの海外ホームステイが実現しています。また、あしなが育英会はウガンダ共和国でもレインボーハウスを運営し、エイズで親をなくした子どもたちを支援。現在仙台には4名のウガンダ人が長期留学中です。さらに毎年約100人の海外インターン生を受け入れ、今年は仙台レインボーハウスで交流しました。

その他の行事

行事の様子

近隣にお住まいの方だけでなく、東北全域、全国各地にお住まいの方が参加しやすいように、定期的なプログラムの他、多彩な企画を行っています。

ファシリテーター

地域との交流イベントの様子

全てのプログラムの主体は、子どもたちです。子どもが心のうちにある思いを、言葉でも身体ででも表現しやすくなるようファシリテートする(手助けする)ボランティアを“ファシリテーター”と呼んでいます。自由に遊び、おしゃべりする中で、ていねいに子どもの心へ触れること、子どもが身体を動かして気持ちを発散することをお手伝いします。レインボーハウスのファシリテーターは必ず、2日間のファシリテーター養成講座を受けています。

神戸から東北へ、恩返しの心でつながる、深まる支援

阪神・淡路大震災から16年。2011年3月11日、東日本大震災が発生。神戸の震災遺児たちは、テレビに映し出される映像に16年前の街や家族、自分の姿を思い出しました。

「東日本大震災で阪神・淡路大震災を思い出しました。今でもその景色や臭いを覚えています。私はあしなが育英会の仲間から生きる勇気をもらいました。当時は助けられてばかりいる自分が嫌いでした。震災から16年がたち24歳になりました。今だから私にできることを考えたいです」(2011年24歳女性「神戸レインボーハウスへの手紙」より)

あしなが育英会の活動の根底には「恩返し運動」があります。「自分たちがしてもらった支援を、今度は同じ境遇の後輩たちに」「社会へ」恩返しをするのです。

これまでの経験から判断し、当会は東日本大震災3日後に震災遺児へ「特別一時金」の給付を発表しました。また本会職員・大学奨学生などのボランティアが「お知らせチーム」を結成し、被災地の避難所や学校を一か所一か所訪問。「特別一時金」を早く子どもたちのもとへと届けることができました。神戸をはじめ全国で街頭募金が行われ、予想以上のご支援があり、1人当たりに約282万円を給付できました。

精神的なケアプログラムも震災の2か月後から開催し、現在も継続しています。神戸震災遺児と保護者もボランティアとして参加、東北の人々にとって言葉で言い表せないくらいの支えになっています。神戸の遺児の多くは、今後も長期にわたって津波遺児を支援していくつもりです。阪神・淡路大震災から25年、30年たっても、経験とノウハウを伝え、相互に共有しながら共に歩いていきます。

世界へ、遺児から広がる交流。そして100年構想

阪神大震災で親をなくした子どもは570人にものぼりました。進学と心のケアセンター「神戸レインボーハウス」建設のためのご寄付は、10数億円にもなり、賛同くださったご寄付者、団体は国内にとどまらず、世界約150か国にまで拡大しました。発展途上国からも多く寄せられ、それは、額面以上に気持ちのこもったご寄付でした。そういった支援を受け神戸の遺児たちの恩返しの気持ちが、海外にも向かいはじめました。

1999年にコロンビア、トルコ、台湾で大規模な地震が発生。神戸の遺児は各地で遺児となった子どもたちのため義捐金募金を実施し、現地まで届けました。国境を越えて遺児たちが集まる、国際サマーキャンプが2000年から4年間開催されました。言葉の壁はあっても大いに遊び、笑い合い、時には親との死別体験を語り合い、涙を流し合いました。

遺児同士の交流の中で当時高校2年生の震災遺児、西本亮太さんが、アフリカ・ウガンダレインボーハウスの建設を提唱しました。貧困国でありエイズ発祥の地と言われ、遺児も桁違いに多いアフリカ・ウガンダ共和国のエイズ遺児たちが、1人でも多く心癒されるようにと。

その後も国際的な恩返し運動と交流は継続され、20年をかけてその対象は、災害や紛争、エイズ遺児に限らず、世界的な貧困問題にまで広がりました。それは自らの問題を遺児たちが自身で解決していく自助自立であり、同じ境遇の仲間を助けていく精神は今「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」という、世界最貧国群のサブサハラの遺児を世界の大学に進学させ、母国のリーダーに育成するプロジェクトへと継続されています。

皆様のご支援と、子どもたちを思う気持ちに感謝して

東北事務所長 西田正弘よりごあいさつ

東北事務所長の西田正弘と申します。2015年4月1日に就任しました。
私は1972年、12歳のとき父親を交通事故でなくしました。途方に暮れる日々の中で「高校進学のための奨学金」に出会い、道が開かれたのです。交通遺児のつどいに参加し「ひとりじゃない」と実感しました。そして大学奨学生予約採用試験の面接で玉井義臣会長と林田吉司(前東北事務所長)と出会いました。奨学金で大学に進学し、遺児学生寮で学生生活を送り、ブラジルで1年間研修するという機会にも恵まれました。新しい出会いが新しい扉を開いてくれたのです。

職員になってからは遺児たちの交流の場(つどい)をつくる仕事をしてきました。阪神淡路大震災以降小中学生のケアに関わり、2000年から急増する自死遺児のケアに取り組みました。2006年に竣工した病気遺児や自死遺児らの出会いと交流の場、あしながレインボーハウス(東京)の立ち上げにも関わらせていただきました。

東日本大震災からもうすぐ6年の月日が流れようとしています。
いくら時間が経とうと、あの出来事の影響は現在進行形で遺された子どもたちに表出しています。震災時に母親のお腹の中にいた子どもは、大きくなるにつれて死別した父親の存在を知ります。母親は津波をどう伝えるか迷います。小学生になった子は「死」を理解し実感します。中学・高校生は経済的な問題で進路選択に悩みます。大学生は社会人としてどう生きればいいのか迷います。被災地から離れ、突然孤立感を 覚えることもあるかもしれません。保護者の方からは子育てについて「これでいいのか」と悩む声が聞こえます。必要な手助けは、年齢や住む場所、周囲の環境によって1人ひとり違うということを痛感しています。

東北の3つのレインボーハウスを、子どもたちの可能性が広がる出会いの場、交流の場に、また地域の方々や世界の方々との交流の場にしたいと思います。来られない方には、家庭訪問でお話をうかがいます。地域の行政や民間団体ともつながり子どもたちを見守ることで「やさしさ」や「つながり」を感じてもらいながら、子どもたちが自分の道を探すお手伝いができたらと思います。

最後になりましたが、みなさんのご支援がなければここまで来ることはできませんでした。心からの感謝をお伝えすると同時に、末永く見守っていただければと思います。アフリカに「ひとりのこどもが育つには村中の人が必要だ」ということわざがあります。今後ともよろしくお願いします。

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口座番号
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