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あしなが育英会玉井会長が「エレノア・ルーズベルト・ヴァルキル勲章」を受賞!

2015年10月20日 [ニュース/コラム]

中央 玉井会長  これまでに95,000人以上の遺児が高校・大学への進学を果たした。受賞に笑顔がはじける。


 教育や人権問題などの分野において、世界的に貢献をした人物に贈られる米国「エレノア・ルーズベルト・ヴァルキル勲章」が、10月18日ニューヨーク州ハイドパークにて、玉井義臣あしなが育英会会長に授与された。日本人への授与は、2002年、元国連難民高等弁務官の緒方貞子さん以来、2人目の快挙。

 同章は国連〝世界人権宣言〟を起草し、「全人類間に尊厳が認められ、基本的人権が与えられる世界を」と訴えたエレノア・フランクリン・ルーズベルト元米大統領夫人の理想の実現を目指す「エレノア・ルーズベルト・センター」が主宰。
 過去受章者にはヨルダンのノール女王陛下、ヒラリー・クリントン元国務長官、ポール・ファーマー医師(ハーバード大学医学部卒、ハイチでの医療活動家)、リチャード・ギア氏(俳優)など。


 玉井会長は、母親の交通事故死をきっかけに国内初の交通評論家となった。救急医療や交通事故被害者補償の不備を国などに訴え、救済を実現した。1967年から交通遺児の進学支援を開始。病気や災害などの遺児にも対象を広げ、93年4月に「あしなが育英会」を設立した。これで、災害、病気、テロ、エイズなどあらゆる原因で親を亡くしたすべての子に対象を広げた。また、20世紀に入るや、国際遺児の連帯をはかるサマーキャンプを行い、遺児救済を進め、特にウガンダに遺児の教育施設を作り、現在の大活躍につながった。
 これまで計約1000億円の募金をつのり、高校や大学に進学できた遺児は計約9万5000人以上。



 また今年、米国ワシントンDCに初めて事務所を設けるなど、「暖かい心、広い視野、行動力と国際性を兼ね備え、広く人類社会に貢献するリーダーの育成を目指す」という理念で地球規模の遺児支援に取り組んでいることが高く評価された。
受章のあいさつで玉井会長は、「世界各地から小さなお金がたくさん集まり、優秀な人材が育った。募金学生と”あしながさん”とともに、この50年間、9万5000人の遺児たちを進学・卒業させたのは世界に類例を見ない。エレノア夫人の教えを地球の裏側で進めてきたことは、とても光栄。


左:キャサリン・ヒル 米ヴァッサー大学学長 右:玉井会長

あしなが運動にとって新しい歴史の幕開けとなる」と述べ、学生募金としあしながさんの地道な息の長い活動の成果を強調。会設立のゆえんである小説『あしながおじさん』が生まれた米国での受章を喜び、会場につめかけた約300人の方々から万雷の拍手をあびた。



田中 敏記者


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