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茅ヶ崎の子どもたちからウガンダの子どもたちへ心をつなぐ贈り物

2017年03月08日 [ニュース/コラム]

 日本の子どもたちが使ったランドセルが、遠い海を渡った地ウガンダで、再び子どもたちと共に登校することになります。
 ランドセルは、Nipponランドセルプロジェクト※1(今回は特に茅ヶ崎ランドセルプロジェクト)からの多大なご支援により、茅ヶ崎の小学生たちから寄付してもらったものです。
 このプロジェクトの発起人の星千鶴さんは、日本の小学生が使ったランドセルをなんとかアフリカに寄付出来ないかと考え始め、あしながウガンダと出会いました。今回は星さんご本人が、70個のランドセルと共にウガンダに渡航し、あしながウガンダレインボーハウス・寺子屋※2の子供たちに直接手渡しました。
 茅ヶ崎市のご協力を得て、フェスティバルなどにてランドセル回収を呼びかけた結果、計170個あまりが集まりました。今回届いたのは、その一部です。まだまだ使えるランドセル、捨ててしまうにはもったいない、という星さんの強い思いに共感した方々より、本当に多くのランドセルが集まり、子どもたちのもとに届きました。
 ウガンダでは、お下がりのぼろぼろのバッグで学校に通う子どもが多く、中には教科書をビニール袋に入れて通う子もいます。寺子屋の子どもたちも例外ではなく、ファスナーが閉まらなかったり、破れているリュックも多く見られます。



 引渡し式の前にランドセルを準備している部屋を、外からチラチラ見ている子どもたち。式では、ひとりひとりの名前を呼んでランドセルを渡しました。受け取った後は、顔いっぱいに笑顔を広げ、大興奮。休み時間でもランドセルを背負ったままです。
 後日、タリーク君という、バッグを受け取った寺子屋キッズの家を尋ねると、まずお母さんが第一声に「バッグをありがとう!」と抱きしめてきました。お母さんの話によると、タリーク君はランドセルがとても嬉しかったらしく、夜も必ず近くに置いて寝るそうです。「素敵なバッグのおかげで、毎日とても幸せそう」と、タリーク君のお母さんも満面の笑みでした。
 ランドセルはとても丈夫で丁寧に作られていると、ウガンダの人たちに大好評です。日本では小学校の6年間だけ使うと伝えると、こんなに良いものなら高校卒業まで使うのに、と驚きます。
 子どもたちが寺子屋に通って勉強をするのは小学校4年生までなので、5年生に進級してほかの学校に編入するときに、新1年生がランドセルを引き継ぐことにしています。それによって、みなさまから頂いたランドセルが適切に使われるようあしながウガンダが管理し(売ったり、あげてしまうのを防ぐためです。)、大切に使う様子をみなさまに報告できるようにしています。また同時に、子どもたちに、次の新入生に渡すことを考えて大切に使ってもらいたい、という思いも込めています。

 このプロジェクトは、今後もNipponランドセルプロジェクトと協力して継続していきたいと考えています。
 捨ててしまうにはもったいないほど、頂いたランドセルは状態のいいものばかりです。数年前は日本の新1年生を浮き立たせたランドセル、今度は遠く海を渡った地で、再び子どもたちを笑顔にしてくれました。

渕由香里 記者

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※1 Nipponランドセルプロジェクトは、不要になった着物の帯やランドセルを再利用してバッグを制作、販売している会社Japaran代表の星さんが中心になって立ち上げました。 

詳しくはウェブサイト、またはFacebookページをご覧下さい。
Nipponランドセルプロジェクト <a href="http://nipponrsp.wixsite.com/nippon-rsp">http://nipponrsp.wixsite.com/nippon-rsp</a>
茅ヶ崎ランドセルプロジェクト <a href="https://www.facebook.com/chigasaki.randosel/?pnref=story"> https://www.facebook.com/chigasaki.randosel/?pnref=story</a>詳しくはウェブサイト、またはFacebookページをご覧下さい。
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  詳しくはウェブサイト、またはFacebookページをご覧下さい。
  Nipponランドセルプロジェクト http://nipponrsp.wixsite.com/nippon-rsp
  茅ヶ崎ランドセルプロジェクト  https://www.facebook.com/chigasaki.randosel/?pnref=story

※2 あしなが育英会による親を亡くしたアフリカの子供たちの支援をするプロジェクト(アフリカ遺児教育支援)として、ウガンダの現地NGO「あしながウガンダ」が運営する初等教育施設。ウガンダ共和国の町ナンサナにあり、約60名の遺児が勉強をしている。


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