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津波遺児の心のケアのための施設『東北レインボーハウス』~建設の状況についての報告~ (2013年5月22日更新)

2012年12月27日 [ニュース/コラム]

2011年4月1日、あしなが育英会は宮城県仙台市に東北事務所を開設し、東日本大震災・津波で親や保護者が死亡した、もしくは重度の障害を負った子供たちへの支援を開始しました。東北レインボーハウスとサテライトは、遺児たちに短期、長期の心理的サポートを提供すること、また、遺児たちに寄り添いケアする“ファシリテーター”と呼ばれる人たちを養成することを主要目的として建設します。現在、宮城県仙台市に東北レインボーハウスを、また石巻市と陸前高田市にサテライト施設をする準備が着々と進行しています。今回のような大災害で突然親を亡くした子供たちは、時間が経つにつれて心に様々な問題を抱えることが予想されます。一人でも多くの遺児にできるだけ早く心のケアを提供できるよう、当会東北事務所のスタッフが昨年4月から現地で地道な努力を重ねています。石巻市、陸前高田市は2013年の1月に着工し、現在建設中、年末までの完成を目指しています。仙台市は6月末の着工に向けて準備を進めています。

1.東北レインボーハウスの建設計画


東日本大震災で親を亡くした遺児支援のための心のケア施設の中核となる東北レインボーハウスを、東北地方最大の都市である宮城県仙台市に建設することが決定、ケアの事業を軌道に乗せるためには1日でも早い完成が望まれることから工期の短縮化を目指して既存の建物を購入し、改装ならびに増築を図る計画です。


学校法人東北外語観光専門学校が仙台市内で専門学校として利用していた土地と建物をすでに購入し、6月末の着工を目指しています。購入価格は土地・建物、家具、設計費などを含めて14億円強でした。

東北レインボーハウスの機能

1.宿泊機能:宿泊室、食堂、浴室等など(宿泊のつどい、ファシリテーター養成講座)
2.心ノケアをする施設:体育館、講堂、さまざまな癒しのための部屋
  例:おしゃべりの部屋、火山のお部屋
3.講演施設:講堂、トレーニング室、食堂等
4.その他の施設・設備 :職員室、事務室、保守管理室、駐車場、【暖かい見守り・ひとりじゃないよ】を象徴する物やオブジェ、日常を離れた空間、津波資料室(証言記録ほか)、児童送迎用バス

2.石巻サテライトの建設計画


本会は仙台三越が被災前、宮城県石巻市内に「石巻三越」として所有していた土地・建物を2012年1月からリースして、津波被害が大きかった同市の遺児支援の活動拠点としました。


 その後、仙台三越からその土地、建物を購入し、2013年1月に地鎮祭を行い、現在建物の改装を行うとともに、体育館を増築しています。土地・建物、家具、設計費などを含め多購入価格は約7.5億円でした。

3.陸前高田サテライトの建設計画


大津波により市街の大半が消滅した岩手県陸前高田市には残された建物がほとんどないため、土地を借りて新たに建物を建築しています。


建設地は海岸からかなり離れた山側に位置し、2011年9月末よりトレーラーハウスを設置して活動拠点として利用している土地に隣接しており、2013年1月に地鎮祭を執り行い現在建設が進んでいます。建設予定価格は借地代(20年間)を含めて約5.5億円が見込まれています。


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