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陸前高田市でサテライトレインボーハウスの地鎮祭~津波遺児の心を癒す虹の家建設に向けて記念すべき第一歩~

2013年01月21日 [ニュース/コラム]

斎鍬の儀(いみくわのぎ)

2012年1月21日【岩手県陸前高田市】
 
 2011年3月に発生した東日本大地震・津波で親を亡くした子供たちの心を癒すための施設 “陸前高田サテライトレインボーハウス”(仮称)の着工に当たり、高田町字鳴石の建設地で1月20日(日)に地鎮祭がとり行われました。時折強風が吹くなか、晴天に恵まれたこの日、菅野啄也岩手県知事代理、戸羽太陸前高田市長、ハンスディーター・ハウスナー/バイエルホールディング代表取締役社長, 副田義也副会長(筑波大学名誉教授、玉井義臣会長代理)をはじめ、津波遺児とその保護者、近隣の方々、建設のためにご寄附をいただいた支援者の方々、工事関係者ら多数の皆様にご参列いただき、神道にのっとり工事の無事を祈る儀式が厳かに行われました。


 引き続き行われたあしなが育英会のセレモニーで、津波遺児を代表して市内に住む小学5年生の新田祐君が作文を朗読しました。本会が東北の津波遺児の心のケアのために、東京のレインボーハウスで行ってきた”つどい”と呼ばれるプログラムにこれまで何度も参加した新田君は、“今度はぼくの住んでいる仮設住宅から歩いても30分もかからないところにレインボーハウスが出来るのです。今まで遊んだ友達やレインボーハウスが出来たら新しく来てくれる友達と大きなホールなどで楽しく遊びたいです。”と新しい施設の完成を待ち望む気持ちを元気な声で伝えてくれました。


外観完成予想図 

 あしなが育英会は東日本大地震・津波の約一か月後、宮城県仙台市に東北事務所を開設、津波遺児の心を癒すために仙台市に“東北レインボーハウス”と、岩手、宮城、福島の3県で津波の被害が甚大だった沿岸部4か所にサテライト施設の建設をめざしてきました。小林正一東北レインボーハウス建設委員会顧問と林田吉司東北事務所長のもと、職員たちが地道な努力を積み重ねた結果、宮城県仙台市に東北レインボーハウス、同県石巻市と岩手県陸前高田市にサテライト施設の建設が正式に決まりました。今回の地鎮祭は、まさにその記念すべき第一歩です。


内観完成予想図

 陸前高田市は、津波で壊滅的な被害を受け、平地には利用可能な土地と建物がほとんど残っていません。非常に困難な状況の中、本会東北事務所は2011年9月末から、海岸から離れた山側の土地にトレーラーハウスを設置して、地域の活動拠点として利用してきました。その土地に隣接する土地を所有する地主の方に、今回のサテライト施設建設の意義を理解していただき、借地契約を結ぶことができました。借地代(20年間)を含めた約5億円の建設費用はすべて、国内外からいただいたご寄附で賄われます。あしなが育英会は今年11月の竣工後、施設の利用者を津波遺児とその保護者だけに限定せず、より多くの方々に利用していただこうと考えています。


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