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石巻市でサテライトレインボーハウスの地鎮祭~陸前高田市に続き津波遺児のための第二の施設が着工~

2013年01月31日 [ニュース/コラム]

 1月26日(土)、東日本大震災・津波で親を亡くした子供たちに心のケアを提供するための施設“石巻サテライトレインボーハウス(仮称)”の起工に先立ち、工事の無事を祈るための地鎮祭が宮城県石巻市中里の建設敷地内で開かれました。前日深夜から降り始めた雪も開始前に一時止み、午前11時から神道にのっとり行われた儀式に亀山紘石巻市長、星豪宮城県教育庁代理、山田規矩子顧問(元あしなが育英会理事・玉井義臣会長代理)を始め、遺児とその保護者、地元町内会の代表者、施工業者の代表者など約70名の方々が参列しました。


完成予想模型 左が新しい建物

 石巻サテライトレインボーハウスは、2011年3月11日の地震・津波の前まで、石巻三越店として利用されていた建物に、体育館のような遊戯室や、子供たちが思いきり暴れられる”火山部屋”などを備えた新しい建物を併設して2013年11月の竣工を予定しています。あしなが育英会は2012年1月からこの建物と土地の所有者である株式会社三越伊勢丹と賃貸契約を結び、レインボーハウス建設準備室および石巻での遺児支援活動の拠点として利用を開始していましたが、このたびレインボーハウスの意義をご理解いただき、土地と建物を本会に売却していただきました。


 地鎮祭に続いて行われたあしなが育英会のセレモニーで、7歳の小学生阿部花澄さんが、「私は石巻レインボーハウスにもう一つの建物ができるのを楽しみにしています。もう一つの建物に滑り台とジャングルジムがほしいです。」と併設される新しい施設の完成を楽しみにしている気持を作文にして、元気な声で朗読しました。東松島市で被災してお母さんを亡くした花澄ちゃんは、準備室がスタートした直後に行われたプログラムに参加して以来、夏休み開館日や金曜開館日など多くのプログラムに参加してくれました。


 続いて亀山紘石巻市長が祝辞を読み「親を失った寂しさや悲しさなどその時々の気持ちを語り合いながら、未来に生きる希望を与えられる心のケアセンターになることを願ってやみません。」と石巻サテライトレインボーハウスに期待する気持を述べました。


 セレモニー後取材に応じた林田吉次東北事務所長は記者の質問に答え、「ようやくここまで来たなという気持ちです。一日も早く完成させて遺児の子供たちに寄り添っていけたらと思います。むしろ建物が建ってからの方が大変だと思います。気を引き締めています。」と東北事務所の代表として今後に向けての新たな決意を述べました。あしなが育英会はこの施設を津波遺児とその保護者だけでなく、地元の方々にも活用していただきたいと考えています。

 この施設の土地、建物、家具などの購入費と設計費を含む建設費の総額約6億円はすべて3.11東日本大震災・津波以後に支援者からいただいた寄付で賄われます。

 本会は今年5月に宮城県仙台市で、津波遺児支援の中核となる施設“東北レインボーハウス”の着工を予定しています。


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