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コラボレーション音楽会「世界がわが家」初演、仙台公演大成功!

2014年03月20日 [ニュース/コラム]

秋篠宮殿下並びに眞子内親王殿下もご鑑賞になりました。

 あしなが育英会とヴァッサー大学(米国ニューヨーク州・小説「あしながおじさん」の著者ジーン・ウェブスターの母校)は、2014年3月13日、秋篠宮殿下並びに長女の眞子内親王殿下にご臨席いただき、アフリカ、アジア、北米、ヨーロッパの四大陸を音楽で一つで結ぶコラボレーション音楽会「世界がわが家」(At Home in the World)の初演を東北・仙台市で共催しました。約3年かがりの実現で、「あしながさん」を含む約1100人の方々がご来場くださいました。ありがとうございました。



 公演は、ウガンダの現地国際NGO「あしながウガンダ」が運営する「寺子屋」で、読み・書き・計算の基礎的な教育を受けている子どもたち31人による愉快でエネルギッシュなダンス、ヴァッサー大学コーラス部(聖歌隊)22人による情緒あふれるエレガントな合唱、東日本大震災遺児を含む被災地の子どもたち13人による伝統的で勇壮な和太鼓演奏……、これら歌と踊りの大河のような流れにあやなすように、遺児たちの亡き父や母を想う作文朗読が絶妙にミックスされた構成。


ミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」から「ミスター女の子嫌い」はじめ3曲、佐藤三昭作曲の「HASEKURA」はじめ3曲、ブガンダ伝統舞踏「チガンダ」と「アマグンジュ」、菅野よう子作曲・岩井俊二作詞「花は咲く」など全12演目を披露しました。うっとりした溜息が、大歓声と拍手が、そして、すすり泣きが交互に会場に満ち溢れ、1時間30分の公演は瞬く間に終わりました。秋篠宮殿下並びに眞子内親王殿下も演奏や合唱が終わるたびに惜しみない拍手を送られていました。



 演出は、「レ・ミゼラブル」や「ニコラス・ニックルビー」などのブロードウェイ・ミュージカルを演出しトニ―賞を2回受賞した英国人演出家のジョン・ケアード氏。女優の音無美紀子さんの温かなナレーションで舞台は進行しました。ケアード氏、音無さんともにボランティアでのご協力です。

 教育の価値と必要性を深く認識しているヴァッサー大学生、極貧から脱出するために最も教育を必要としているウガンダの遺児、そしてつい3年前の2011年3月11日、家族も家も思い出も一瞬にして失い、悲しみと孤独と不安の中で仲間との絆を渇望していた東日本大地震・津波遺児がまさに明日に向かってひとつになりました。遺児たちの国際的連帯の効用が如実に証明されました。また、被災地での公演もあいまって「観客」と「舞台」もひとつになった、奇跡ともいえる音楽会になりました。




 秋篠宮殿下並びに眞子内親王殿下は、公演前、津波遺児たちの心の傷を癒す家「仙台レインボーハウス」をご訪問され、津波遺児たちと保護者ら80人と交流されました。眞子内親王殿下が公務で被災地を訪問されたのは初めてです。


午後4時すぎ、秋篠宮殿下並びに眞子内親王殿下は仙台レインボーハウスにご到着。玉井義臣あしなが育英会会長や堀田力副会長らがお出迎えし、東北事務所職員の案内で、「おしゃべりの部屋」「火山の部屋」「遊びの部屋」「多目的ホール」など館内をご見学になり遺児や保護者らの話に熱心に耳を傾けられました。積み木で遊んでいる遺児らに秋篠宮殿下は「どれくらいの頻度で(レインボーハウスに)来ていますか」「どうやって遊んでいるの」などと御質問になり、眞子内親王殿下は「作るのが大変だったでしょう」などとお声をかけてくださいました。



 午後5時すぎ、公演会場(東北大学・川内萩ホール)にご到着された秋篠宮殿下並びに眞子内親王殿下を、玉井会長とともにキャサリン・ヒルV大学学長、ウィリアム・プラピンガV大学理事長らがお出迎えしました。本番直前のリハーサルもご観賞され、舞台上で、ジョン・ケアード氏や、出演するあしながウガンダ寺子屋キッズ代表のサラ・ナマクラさん、同じくマトヴ・リーガンさん、V大学コーラス部代表のエイシア・ハワードさん、東北和太鼓隊代表の牧野陽紗さんらにお声がけされました。




公演パンフレット(PDF)

 「世界がわが家」は、あしなが育英会が現在取り組んでいる親を亡くしたアフリカの子どもたちの支援をするプロジェクト(アフリカ遺児教育支援)に関連していますが、ヴァッサー大学の「すべての子どもに教育を(教育の機会の大切さ)」という壮大なビジョンにもとづいて行われています。同時に、東日本大震災で亡くなった方たちの鎮魂と被災した方々を少しでも励ましたいという思いも込められています。この近代稀なイベントは、小説「あしながおじさん」の著者ジーン・ウェブスターの母校であるヴァッサー大学と、今も読み継がれているその小説から名前と着想を得た「あしなが育英会」の間に強まる協力関係のもと、両者が踏み出す新たな一歩を象徴するものです。今年は、1914年にブロードウェイでミュージカル「あしながおじさん」が初演されてから、ちょうど100年を迎えます。

 東京公演は14年3月20日、新宿文化センターにて18時開場、18時半開演です。ウガンダキッズ、ヴァッサー大学コーラス部、東日本大震災遺児らを含む和太鼓隊は東京公演に向けて、連日連夜、あしなが心塾レインボーハウスで猛練習しています。仙台公演での圧倒的な盛り上がり、出演者も観客も涙を流しながら手をつないで一体となったあの感動が、新宿でも再現されることはまちがいないでしょう。そして、だれもが、この公演が世界各地で開催されることを願わずにはいないでしょう。「あしながアフリカ遺児教育支援100年構想」のキックオフ(啓発広報活動)は大成功したといえます。また、あしなが育英会は、ヴァッサー大学はじめ、世界の“賢人”や“達人”(その道を極めた人。スポーツ・演劇・芸術全般の人びと等)と、大学、団体と協力し、「100年構想」実現に向けてまい進していきます。人間の、人生の喜怒哀楽を表現しながら、3国の子どもたちが奏で舞う。世界をまさに一つにする東京公演は、ケアード氏の修正を加えながら仙台公演を越えることは間違いないと思います。皆様のご感想をお寄せいただければ、今後の参考とさせていただく所存です。

(あしなが育英会会長 玉井義臣、画像撮影:渋谷敦志氏、八木沼卓氏)


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