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陸前高田レインボーハウス竣工式 ~東日本大震災・津波遺児の心の傷を癒す家~

2014年07月08日 [ニュース/コラム]

 2014年6月29日(土)、あしなが育英会は、岩手県陸前高田市で、東日本大震災・津波遺児の心の傷を癒す家「陸前高田レインボーハウス」の竣工式を行いました。

 東日本大震災・津波遺児とその保護者、東北レインボーハウス建設プロジェクトへのご寄付者・ご支援者、行政関係者、なが育英会の学生、ファシリテーターと呼ばれる「心のケア」のボランティアスタッフ、工事関係者などを迎えて、総勢110人で、神道に則った約1時間の竣工式が滞りなく終了しました。引き続き直会のセレモニーが行われました。


 あしなが育英会・藤村修副会長の挨拶から始まりました。
藤村副会長は、陸前高田レインボーハウスの竣工に携わったすべての方々へ感謝の気持ちを述べると共に、「いよいよ、ここ陸前高田レインボーハウスで心のケア活動が始まる、今日がそのスタートの日だと思います。」と述べました。

 次に津波遺児や保護者の代表が作文を朗読しました。
 陸前高田市で被災しお父さんを亡くした小学6年生の男子生徒は、「このレインボーハウスにたくさんのお友だちが集まって、楽しく遊べたらいいなと思っています。ここにいるスタッフの皆さん、僕たちを想ってくれて、僕たちを見守ってくれてありがとうございます。」と元気な声で作文を朗読しました。

 また、大船渡市で被災しご主人を亡くした2児の母は、「被災し無我夢中で生活していた私たちに最初に手を差し伸べてくれたのはあしなが育英会さんでした。仮設住宅には遊ぶための十分な広さがなく、外で遊びたがるのを我慢させていました。陸前高田レインボーハウスで、たくさん走り回って思いっきり楽しんでほしいです。」と期待を込めて語ってくれました。

 戸羽太陸前高田市長は、「子どもたちが夢を追いかけることのできる環境をつくっていかないといけないと思っています。ここ、陸前高田レインボーハウスを拠点として、子どもたちが本当の意味で笑顔に戻れるように、皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと思っています。」と力強く祝辞を述べました。

 また、今回の竣工式のために、下村博文文部科学大臣から以下の祝電報が来ました。

 「あしなが育英会陸前高田レインボーハウス竣工式のご開催誠におめでとうございます。多くの方々のお気持ちをいただいて、今日の日を迎えることができ、お喜びもひとしおのことと思います。今後は震災を乗り越えた子どもたちの心の支えとなり、大きな夢をはぐくむ拠点となることでしょう。お支え下さる周囲の皆様への感謝の気持ちを忘れず、心身ともにたくましく健やかに成長していかれますことにご期待申し上げ、御臨席の皆様のご健勝を祈念し、お祝いの言葉といたします。」

 レインボーハウスの屋根は陸前高田の山をイメージしています。カーペットの床は温かみがあり、守られているような気持ちになります。陸前高田レインボーハウスの完成は、設計者、施工者、工事関係者様方の多大なるご協力なければあり得ませんでした。

 あしなが育英会、林田東北事務所長と小林顧問は、「玄関には、燕の巣ができていました。燕の巣が作られる家には幸せが訪れるといいますが、陸前高田レインボーハウスが幸せの訪れる皆様の家になってほしいと心から願います。」と語りました。



岡村 唯香 記者発


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