JAしみず様からご寄付、応援団長の春風亭昇太師匠から激励の言葉
3月2日に、本会本部でJAしみず(清水農業協同組合、静岡市清水区)様によるご寄付の贈呈式が行われました。昨年はコロナのため中止になってしまいましたが、今年は万全の感染対策をとったうえで、開催することができました。
式には柴田篤郎組合長ら幹部の方に加え、清水区出身で同農協による子ども支援プロジェクト「しみずみらい応援団」の団長を務める大人気落語家・春風亭昇太師匠も参加しました。
(写真:一瞬、マスクを外しての記念撮影。左から、春風亭昇太師匠、稲葉さん、柴田篤郎組合長、田中さん、玉井義臣本会会長)
【JAしみずについて】
お茶やミカンなどのブランド農産品で知られており、子供たちの未来を応援するため、農家から買い取った農産物を消費者に販売し、売り上げの一部(3%~5%)をあしなが育英会に寄付しています。
(詳細については、こちらをご覧ください)。
贈呈式 柴田組合長から奨学生へ激励のメッセージ
柴田組合長
「(子どもたちを応援する)農家の気持ちを受け止めて、一生懸命勉強してください」
これを受け、玉井本会会長が謝辞を述べました。
玉井会長
「誠にありがとうございます。意義ある使い方をさせていただきます。しかし、お金の問題だけじゃないんですよね。学生たちは皆さんのような応援団がいてくれて心強いと思います。今後ともご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
同席した本会奨学生で学生寮「あしなが心塾(こころじゅく)」の塾生からも感謝の気持ちを述べました。
稲葉さん(静岡県沼津市出身、大学2年)
「この度はご寄付をいただき、誠にありがとうございます。みんなが苦しいこの時にご寄付をいただけましたこと、大変感謝しております。」
田中さん(北海道出身、大学1年)
「この贈呈式を通して全国の方から支えていただいていることが実感でき、とても感謝しております」
懇談会 昇太師匠から激励のメッセージ「日本は人、人が一番大事」
式終了後には、短時間ではありますが懇談の時間をいただきました。
冒頭、二人の学生がコロナ禍で大学にほとんど通うことが出来ず、友達もできにくかった状況を語りました。これに対し昇太師匠は「本当に大変だよね」と応え、田中さんが「師匠もお弟子さんがたくさんいるから大変ではないですか?」と質問しました。
昇太師匠は、「コロナ前から弟子にあまり会わないようにしていたので、うちは影響なかったですけど」と学生たちの爆笑をしっかりと取った後、真剣な眼差しで「日本は資源のない国だから、人ですよね。人を育てるのが一番大事」と教育の重要性を強調されました。
静岡県沼津市出身の稲葉さんが、「地元の方々からこのような形で応援していただけるということがとても嬉しく、また誇りに思い、これからも精一杯頑張ろうと気が引き締まりました」と話すと、昇太師匠は「君はしっかりしているなあ!」と笑顔で応えて下さりました。
二人それぞれの話に耳を傾け親身に寄り添い、あたたかい励ましの言葉をいただきました。
引き続くコロナ禍の中、非常に短い時間ではありましたが、とても有難い時間を頂戴いたしました。
JAしみず様、春風亭昇太師匠、この度は大変お忙しい中誠にありがとうございました。