ベティ・オイエラ・ビゴンべ
Betty Oyella Bigombeウガンダ政府 上席顧問(南スーダン担当)
ベティ・ビゴンベ女史はアフリカの紛争解決に極めて重要な役割を果たしてきた。
まず1988年にウガンダ北部担当大臣に就任すると反政府勢力と初の対面交渉を行った。
96年に一旦、ウガンダを離れハーバード大学に入学、行政学の修士号を取得し、世界銀行にポスト・コンフリクト部門のシニア・ソーシャル・サイエンティストとして入行、後に社会保障・人間開発部門のコンサルタントを務めた。
2004年にウガンダ北部のバロニョで反政府勢力による虐殺事件を知ると世銀を離れ、ウガンダ政府の主任紛争調停官として和平プロセスの再開を試み、私財を投じて政府関係者と反政府組織との和平交渉の場を設けた。
2006年に米国に戻った後はウィルソン・センター研究員、米国平和研究所フェローの立場から、戦争と暴力の影響についての助言を行い、また、女性難民委員会委員を務め、ジンバブエおよびルワンダの選挙監視団を率いた。世界銀行ではシニア・ソーシャル・サイエンティストとして、ジェンダーと紛争、武装解除、少年兵の問題に重点的に取り組み、最近までで脆弱性・紛争・暴力担当シニアディレクターを務めていた。
2011年から14年までムセベニ大統領に指名され水資源担当大臣を務めた。現在はウガンダ政府南スーダン問題担当のシニアアドバイザー。2014年にレジオンドヌール勲章を受章。