ミリアム K. ウェレ
Miriam K. Wereモイ大学総長 UZIMA Foundation-Africa共同創設者
ミリアム K. ウェレ氏は、農学者ハンフリーズ R. ウェレ氏の妻であり、また、母であり、そして祖母でもある。
ウェレ氏は、ナイロビ大学で医学を学んだ医師であり、米国のジョンズ・ホプキンズ大学で公衆衛生学の修士号と博士号を取得している。自然科学の学士号も取得しており、生物学、化学、体育の高等学校の教員免許を保有している。メディカル・スクールに入学する前の二年間は、高校で教鞭を取っていた。医療保健分野のキャリアとしては、ケニア保健省での勤務経験や、ナイロビ大学での講義経験もあり、カナダのマギル大学では准教授として教壇に立っていた。1985年から2000年にかけては、国際連合児童基金(ユニセフ)や、世界保健機関、国際連合人口基金などの、国連の機関で勤務していた。
ウェレ氏は、ケニア国家エイズ対策委員会委員長(Chair of Kenya’s National AIDS Control Council)や、アフリカ医療研究財団の国際委員会議長(Chair of the International Board of the African Medical and Research Foundation)、保健人材グローバルフォーラム(GHWA:Global Health Workforce Alliance)の役員など、多くの重要な役職にも就任している。
現在は、モイ大学総長、Champions for AIDS-Free Generation(エイズ撲滅擁護者団体)のメンバー、地域保健医療のためのケニア親善大使、ウジマ財団(UZIMA Foundation-Africa)の共同創設者であり、また、その他様々な組織においても要職を担っている。
ウェレ氏の著作は広く出版されており、自身の自伝の他、4冊の小説を発表している。
これまでに、以下のような、数多くの賞や名誉学位を受賞している:
- 野口英世アフリカ賞(日本)
- エリザベス女王II世ゴールドメダル(公衆衛生分野)
- George G. Tolbert Award(ジョージ・G.トルバート賞)(National Council of International Health, USA(米国立国際医療保健審議会)
- Knight of the French National Honours(母子保健分野)
- ユニセフ・Maurice Pate Award(初期医療分野)
- Award of Outstanding Merit(National Council of Women of Kenya)(国立ケニア女性審議会)
- Shujaa(Heroine)for Academic Prowess, Kenya(ケニア学術分野における女性の活躍に対し贈られる賞)
- Elder of the Burning Spear in Kenya’s National honour(年輩者に贈られるケニアの燃える槍栄誉賞)
- ケニア・モイ大学 名誉博士号(サイエンス分野)(2008年12月)
- お茶の水女子大学 名誉博士号(2011年2月)
- 米国シカゴ・デポール大学 名誉博士号(文学)(2011年6月)