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林 若可奈

林 若可奈

Wakana Hayashi

ウェブ担当 兼 寄付課(準認定ファンドレイザー)

入社のきっかけ

地元を離れ、関西にある憧れの大学に入学した直後、両親の離婚で家計が一変。家族それぞれに色々な影響があり、私自身は、精神的にも経済的にも頼るところがない境遇に置かれました。幸いにも友人や周囲の大人に恵まれ、さらに、進学先の外国語大学が多文化共生を地で行く環境だったおかげで、「どんな人でも自分らしくいていい」、「世界にはいろんな生き方がある!普通なんて無い!」という、ミックスカルチュラルな価値観を構築することができました。大学時代にさまざまな価値観に触れられたおかげで、「私の苦労も見方を変えれば幸せだ」と考えるようになり、過酷な時期を乗り越えることができました。

 

とはいえ、その過程で味わった苦しさ、つらさは相当なものでした。そんななか、「自分と同じように、自分自身ではどうしようもない環境や境遇のために、壁にぶつかったり自由な選択肢を掴めずにいたりする若者に、最大限の可能性を味わってもらえる社会を作りたい」という強い想いが膨らんでいきました。自分の人生を捨てずに済んだのは、この志のおかげです。

 

そこで、大学卒業後は、青少年支援の分野に身を投じることを決意。最初は、広域通信制高校の先生として全国の刺激的な高校生と汗と涙の日々を過ごしました。国内の10代が直面する社会的課題を肌で感じるとともに、現場での学びを、元々興味のあった国際教育協力分野でも生かしたいと思うようになり、大阪の大学院へ進学。カンボジアをフィールドに、高校生の不登校の背景を研究しました。卒業後は、大学所在地の市役所で一年間、人権政策分野の在住外国人支援政策の策定に携ったのち、途上国での経験を積みたいとJICAボランティアに応募しました。

 

2013年から中米ニカラグアに派遣され、薬物使用のストリートユースや貧困家庭の子どもたちを支援するNPOで2年間活動しました。日本とは、社会の在り方も文化も、価値観や慣習も、さらには気候もまったく異なるニカラグアでの生活は、笑えないくらい大変でしたが、ニカラグアの人たちとのかかわりは、長く私のなかにあった苦しみを取り除き、生き方を大きく変えてくれました。

 

ニカラグアで活動するなかで「日本人の大人として日本の青少年支援にも取り組まなければ」と感じるようになり、帰国後は国際協力と国内青少年支援の双方に携われる仕事を探しましたが、なかなか巡り合えず、思い切ってGoogle検索したところ「あしなが育英会」に出会い、ご縁あって入局しました。

仕事の内容・やりがい

21年6月から寄付課に所属し、ご寄付者の皆様とのコミュニケーションを担当してきました。23年5月からはウェブ担当も兼務し、あしなが育英会と、支援を必要としている遺児家庭、ならびにご支援者の皆様とのコミュニケーションをより良いものにするためのインフラ(=ウェブサイト)づくりに取り組んでいます。

 

私自身が最も大切にしていることは、遺児たちとご支援くださる皆様の想いをつなぐことです。

・「自分と同じようにつらい思いをする遺児が一人でも減るように」、「遺児でも夢を叶えるための機会を持っていいはずだ」、と声を上げる遺児学生たちの想いをあしながさんに届ける。

・それを受けて、あたたかいご寄付とやさしさを送ってくださるあしながさんの慈愛を、また遺児学生たちに届けていく。

 

このサイクルは、あしなが育英会が目指す「やさしさの輪」です。遺児とあしながさんをつなぐのが私の役割であり、この仕事を通じて、すべての青少年にとって生きやすい社会を作るための道筋を作り出していきたいと思っています。

 

2016.1~2017.6 会長室

2017.7~2020.3 アフリカ事業部第三課(インターンシッププログラム担当)

2020.3~2021.5 マーケティング部

2021.6~2023.5 管理部寄付課

2023.5~現在   管理部ウェブ担当 兼 寄付課

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