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松原 菊代

松原 菊代

Kikuyo Matsubara

遺贈相談室

入局のきっかけ、仕事の内容・やりがい

現在、遺贈寄付の相談を受け付ける遺贈相談室に勤務しています。入局前、不動産の仕事に携わったことがあり、関連資格の勉強を通じて、民法や相続に関心をもっていました。あしなが育英会では、それらの知識を遺児の教育支援のために活用できることに大きな意義を感じています。

また、私には、学生時代、経済的に不安定な状況の中で進学し、親に苦労をさせてしまったという経験があります。当時は罪悪感がありましたが、それは私を奮起させる要因にもなりました。あの頃苦悩していた自分が、時を経た今、本会で奨学生支援に携われていることに嬉しさを感じます。私も子どもを持つ母親なので、大変ななか頑張っていらっしゃる保護者の方のことを同志のような気持ちで応援しています。


人生をどう締めくくるのかを考えることは、自分がどう生きたいかを考えること。

遺贈寄付というお仕事に関わることで、あらためて「人生」とは、「生きる」とは何かを学ばせていただいています。


仕事を始めたばかりの頃、私にとって、遺言書はまだ馴染みのないものでした。亡くなられたあるご寄付者の遺言書の付言事項から、この仕事への使命を感じ取る出来事がありました。

遺言書には、法律に則り「私の財産をこのように分ける」と定型で書かれる部分と、自由記述の「付言事項」と呼ばれる部分があります。付言事項には、残された家族に宛てた感謝の言葉が書かれていることがあります。しかし、その遺言書の付言事項は、私たちあしなが育英会の職員に向けられたものでした。


「あしなが育英会様へ」とはじまり、なぜご自身の財産を奨学生に託すのか、短い文章でしたためられていました。仕事を愛し、仕事に恵まれた喜び。子どもを持つことがなかった淋しさ。良いことも悪いことも楽しかったといえる満足感。自分の思いを学生へ託すことのできる希望。そして、最後まで自分のことは自分で決めるという意思の強さ。人生を振り返りながら書かれた文の行間からは、様々な感情が伝わってきました。

「人生の最後にこの方が託した大切な思いを子どもたちに届ける」

この遺言書との出会いは、私にとって、新しい使命を受けたような衝撃でした。この経験が仕事に取り組む大きな力になっています。

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