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髙橋 耕生

髙橋 耕生

Koki Takahashi

心のケア事業部 神戸レインボーハウス

入社のきっかけ

私は高校生の時に友人との死別を経験し、それがきっかけで大切な人を亡くした人のサポートやケアについて大学・大学院を通して学んできました。大学・大学院での日々の中では、「生きている意味がわからない」「自分が半分になったみたい。自分もついていきたい」「深い暗闇にいるようです」といった遺族の方の想いをたくさん聞かせて頂き、悲しみや苦しみを表現できる”場”の意義や大切さを学びました。同時に、これらの体験や学びを活かしたいと思う気持ちも強くなり、特に自分のように成人前に大切な人を亡くした人のサポートをしたいと考えました。私は、あしなが育英会は子ども達が自身の胸の内を表現できるサポートをし、更にはその子ども達の将来も見据えた関わりが出来る数少ない団体の一つであると、レインボーハウスでのファシリテーター(ボランティア、「手助けする人」の意)としての活動から感じていました。日本では、配偶者や子どもを亡くした大人に比べると子ども達が安心して自分の胸の内を表現できる場所は多くないですが、何万・何十万人の遺児がいると考えられます。そういった全国の子ども達に必要としているサポートを届け、彼らの今と未来を手助けしたいとの想いから入局を決めました。

仕事の内容・やりがい

現在はあしなが育英会が所有している神戸レインボーハウスという建物で、親を亡くした子ども達の心のケア(グリーフサポート)を行っています。神戸レインボーハウスは阪神淡路大震災をきっかけに、震災遺児をサポートするために建設されましたが、今ではあらゆる理由で親を亡くした子ども達のサポートをしています。月2回程度の頻度でプログラムを開催し、子ども達は自分のペースで遊び、お話をします。私はそういったプログラムの準備や当日の進行などを主に行っています。プログラムでの関わりの中で大切にしている事の一つは、子ども達と対等な関係であることです。レインボーハウスは、学校とは違い自由に遊び話せる環境です。プログラムに参加している全ての子ども達が安心・安全を感じてもらうためのルールはありますが、そのルールを破った際もなぜ破ってしまったのか、何のためにルールがあるのかを一緒に考えます。1回のプログラムで子ども達に大きな変化があるわけではないですが、関係性を築き、子ども達をよく見る事で多くの小さな変化に気づく事が出来ます。私はこういった気づきも大切にしており、彼らの変化を感じることは楽しくもあり、嬉しい事でもあります。中には、亡くなったお父さんやお母さんのことを思い出したり、学校で困難にぶつかったり等といった難しい関わりにも直面しますが、彼らの想いをまるごと受け止め、一緒に考えることは職員としてのやりがいでもあります。また子ども達へのサポートは、ご寄付頂いている方からの優しさと信頼で成り立っていますので、継続してサポートを行っていくため、今後も信頼できる大人として子ども達と誠実に関わっていきます。

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