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山下 高文

山下 高文

Takafumi Yamashita

心のケア事業部 東北レインボーハウス

入社のきっかけ

私は、あしなが育英会からの奨学金貸与を受け、大学では社会福祉士になるための勉強をしていました。大学4年になる直前、大学3年の3月に東日本大震災が起き、私が住んでいた地域は津波こそなかったですが、私自身も、友人たちと学校やお互いの家に肩を寄せ合い、避難生活を送りました。私自身まだまだ落ち着かない状況ながらも、あしなが育英会を通じ、学生のランティアとして沿岸被災地での活動を行いました。活動の1つに、親との死別を経験した子どもたちの交流プログラムへファシリテーター(ボランティア、「手助けする人」の意、FTと表記)としての参加がありました。プログラムで子どもに寄り添うボランティアであるFT養成の講座を震災以前に受けていて、プログラムに参加経験があったことがきっかけです。大学4年のときの就職活動では、地元である青森県での就職や、相談援助という形で人の役に立てる就職を目指していました。しかし、私自身も少なからず震災を経験し、親をなくした子どもたちと一緒に遊んだり、おしゃべりしたりすることで、私自身も父との死別後に感じていた「当事者が語れる環境の大切さ」「当事者同士が語ることで気づくこと」「受け止めてくれる存在」を目の前にいる震災・津波で親をなくした子どもたちにも経験してほしいと思うようになり、あしなが育英会で働くことを決めました。

仕事の内容・やりがい

東北にある3カ所のレインボーハウスで、親を亡くした子どもたちのグリーフサポートプログラムを担当しています。
プログラムに関する業務は当日の進行のみではなく、企画や案内チラシの作成、プログラムの環境設定、FTとの事前事後のミーティング、記録の作成など一連の様々な業務を行っています。プログラム中は子どもたちが「主役」です。スタッフとFTは、子どもたちを評価したり、コントロールしたりすることなく、まるごと受け止めます。私は、子どもたちに「ゴリさん」(私のプログラム中のニックネーム)と呼ばれ、一緒に遊んだり、おしゃべりしたり、子どもたちの過ごす時間に参加しながら、家族の事、学校の事、将来の事など様々なことを教えてもらっています。

 

プログラム以外では、遺児家庭の方と個別での電話や手紙のやり取り、家庭訪問や面談を行うこともあります。また、ご希望されるご支援者や一般の方にレインボーハウス見学の案内をさせていただいたり、大学生や社会人の方々に活動紹介やグリーフ(大切な人を失ったときに起こる心と身体のさまざまな反応)について説明をさせていただいたりしています。

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