遺児の心のケアボランティア
ファシリテーター
EMOTIONAL CARE VOLUNTEER
神戸・東京・東北の全てのレインボーハウスで欠かせないのがファシリテーター(ボランティア)の存在です。日帰り、宿泊に関わらず、全てのプログラムにはファシリテーターが参加し、遺児に寄り添って頂いてます。これまで1000人近くのファシリテーターにご協力頂き、継続的に、レインボーハウスで共に遺児を支えてくれています。
ファシリテーターについて
-
ファシリテーターってどんな人?
ファシリテーターとは手助けする人のことです。それは子どもの主導権を奪わない人であり、子ども達と何かを一緒にする人でもあります。ファシリテーターには、まず子どもと一緒に遊ぶことが求められます。高いエネルギーの遊びでも低いエネルギーの遊びでも、子どものエネルギーと同じようなエネルギーで遊ぶことが大切です。
遊びの中で子どもが「あのね…」と話しかけてきたら、ファシリテーターは自身の気持ちと身体を子どもに向けて、子どもが話しやすいように手助けしながら、子どもの話に耳をすまします。子どもの言っていることを自分本位に解釈するのではなく、子どもが話しやすいようにし、話を聞くことがファシリテーターの役割です。 -
ファシリテーターに求められること
ファシリテーターは、カウンセラーや先生、医者、看護師などとは異なり、特別な資格も必要ありません。しかし、ファシリテーターとして悲しみや痛みなどの喜怒哀楽の感情はその本人に代わってあげることが出来ないということを理解しておく必要があります。代われないものを代わろうとすると、いつの間にか子どもの主導権を奪い、子どもの気持ちより自分がどうするかに焦点が移ってしまいます。
ファシリテーターの基礎であり土台となるものは気付く力です。自分を自覚し、自分の感情や言動が誰のためのものか、自分のいまの精神状態はどのようなものか等を自覚することが大切になります。 -
セルフケア
人の話を聞いたり、子どもと同じエネルギーで遊ぶことは思った以上に疲労します。レインボーハウスでは「自分も大事、相手も大事」にすることを大切にしているので、普段よりも疲れは多めに見積もることをお願いしています。
セルフケアの方法は人それぞれであり、映画、音楽、食事、旅行、読書、散歩など自分に合った方法を見つけることで長くファシリテーターを続くことにも繋がります。
また自分自身を大切にすることは、結果的に子ども達のサポートに繋がります。 -
ファシリテーターになるためには?
ファシリテーターになるためには、本会が主催する2日間の「ファシリテーター養成講座」を受講して頂きます。講座では、子どものグリーフ(かけがえのない存在をなくしたときに感じる様々な感情や反応)や関わり方のスキルをはじめ、自分自身の体験を振り返るワークなども行います。
「ファシリテーター養成講座」の受講を希望される方は下記より受講フォームをご入力ください。講座の様子はこちらをご覧ください。
※対象年齢は18歳以上とさせて頂いています。
アクセスページを見る
※講座の詳細に関しては日程が近くなりましたらホームページへ掲載させていただきます。受講地域(レインボーハウス)に関しては、受講者へお任せいたします。
※レインボーハウスの見学はお受けしております。下記、アクセスをご覧の上、お近くのレインボーハウスへお問い合わせください。
活動紹介
activity