
ボレッテ・クリステンセン
Bolette Christensenデンマーク政府ゲットー政策代表(デンマーク~2030年ノーゲットーを目指して) 前デンマーク児童基金会長
ボレッテ・クリステンセン氏は、コペンハーゲン大学でビジネス心理学を専攻し、1991年に心理学の修士号を、また、スカンジナビア国際経営研究所(Scandinavian International Management Institute:SIMI)において、エグゼクティブMBA(EMBA)を取得している。
1990年に、保険業界の経営開発コンサルタントとして職業キャリアをスタートし、その3年後に、初めて管理職に任命されている。1年後の1994年から2003年にかけては、デンマーク産業連盟(Danish Confederation of Industries)の経営開発部門長を担っていた。2003年に、同連盟の副理事長に昇進し、2008年に、理事長に就任した。
2011年から2017年にかけては、BØRNEfondenのCEOの職に就いていた。CEO在任期間中に、クリステンセン氏は、持続可能な発展というのは、まず、子供達、家族、地域社会から始まるという考えに基づき、アフリカの青少年に対して、能力開発の強化に取り組んだ。
同氏は、現在も、数多くのラジオ、文字媒体、新聞、コラム、テレビ番組へ出演し、オピニオンリーダーとして活躍しており、その意見は広く取り上げられている。また、主に経営に関する多数の書籍も出版している。
クリステンセン氏は、様々な組織や民間企業、教育機関、美術館にて、会長、副議長や理事を務めている。また、デンマークの開発大臣より、デンマーク開発評議会のメンバーにも任命されている。2018年5月には、デンマーク政府より、「孤立した共同体のない、一つに団結したデンマーク ~ 2030年“ノー・ゲットー*”を目指して」というスローガンを掲げた活動を担う、ゲットー代表に任命された。
*マイノリティや貧困層などの密集居住地を指す。