
ダンジャイ・ジャリー
Dhanjay JHURRYモーリシャス大学 副学長
ダンジャイ・ジャリー教授は、2017年3月にモーリシャス大学副学長に任命された。2012年から2016年まで、モーリシャス学術研究会(Mauritius Research Council)において、生体材料および薬物送達を専門とする、国の筆頭研究員の職を担うと同時に、モーリシャス大学付属生物医学・生体材料研究センター(Centre for Biomedical and Biomaterials Research)(CBBR)の責任者も務めた。
同氏は、フランスのボルドー大学で学び、1992年に高分子化学の博士号を取得した。フランス・リヨンにあるFlamel Technologies社で3年間、研究化学者として医用高分子の研究を行った後、モーリシャス大学の化学科で講師を務め、2005年に教授に任命された。
ジャリー氏は、博士課程では、スクロースポリマーについて研究した。彼の高分子科学、生体材料・組織工学、ナノテクノロジー/ナノ医療、薬物送達に関する主な研究は、75本以上の論文にまとめられ、学術誌に発表されている。『Polymer International』の編集委員も務めている。
同氏は、国内外の様々な賞や表彰を受けており、2011年には、初のモーリシャス最優秀科学者賞(Best Mauritian Scientist Award)を、2012年にはモーリシャス共和国より「インド洋星鍵勲章司令官」(Commander of the Star and Key of the Indian Ocean)を、2007年には、フランス共和国より「教育功労章シュバリエ」(Chevalier dans l’Ordre des Palmes Académiques)を授与されている。地方紙『l’Express』より、「2011年にモーリシャスで最も活躍した人物」にも選出された。
2017年7月から、コモンウェルス大学協会(ACU)のメンバーを務めており、2013年から2015年にかけては、COMESAイノベーション協議会(COMESA Innovation Council)の副議長も担った。