
フレデリック・ミオン
Frédéric Mionパリ政治学院(Sciences Po)学長
弁護士、また教育者、かつ経験豊かなフランスの公務員でもあるフレデリック・ミオン氏は、2013年よりパリ政治学院(シアンスポ)の学長の職に就く。
ミオン氏は、シアンスポ学長に就任以前、民間・公共両分野で、多彩な役割に従事していた。直近では、フランス最大のメディアグループである、キャナル・プリュス(Canal+)の事務局顧問を務める。2005年に、英国Allen & Overy法律事務所のパートナーに選ばれてからは、同事務所の一員であった。
1996年から2003年にかけては、フランス国務院のメンバーとして、フランス政府内で多様な役割を担う。まず、「アタリ委員会」(Attali Commission)のメンバーとなり、その後、文部大臣ジャック・ラング氏(Mr. Jack Lang)の顧問を務める。「アタリ委員会」が作成した報告書『高等教育の欧州モデルのために』は、ヨーロッパの高等教育システムの統一化の礎を築いた。
後に、フランス公共サービス担当総局の局長代理の職を担い、シアンスポにて公法(一般法律)についての教鞭をとる。
ミオン氏は、パリ政治学院(シアンスポ)、フランス高等師範学校(ENS)、プリンストン大学、フランス国立行政学院(ENA)の卒業生である。