ウスビ・サコ
Oussouby SACKO京都精華大学 前学長
1966年にマリ共和国で生まれ、中国・北京言語大学、南京東南大学を経て来日。2001年より京都精華大学人文学部教員。2018年から2022年まで学長を務める。バンバラ語、英語、フランス語、中国語、関西弁を操るマルチリンガル。
『空間人類学』をテーマに、学生とともに京都・祇園で各家庭の打ち水の範囲と近隣との友好度の関係を調査したり、マリの共同住居のライフスタイルを探るなど、国や地域によって異なる環境やコミュニティと空間のリアルな関係を研究。暮らしの身近な視点から、多様な価値観を認めあう社会のありかたを提唱している。
– メッセージ –
アフリカンドリームを実現させる時期が来ています。アフリカ諸国、特にサハラ砂漠以南の国々では、長い間適切な教育が行なわれておらず、それが貧困の原因となり、都市化など社会の安定を脅かすことにつながっています。アフリカ諸国が持続的な発展を達成するには、適切な教育を受け、意識が高く責任感がある若者の開発プロセスに参加することが最も重要です。
私はAshinaga Africa Initiativeに賛同し、アフリカの若い世代の教育支援と育成プロセスに取り組み、より良い教育の機会を与えることを個人的な目標にしています。アフリカの若者の教育についてAshinagaと協働して行きたいと思います。