
ポール・タグリアブエ
Paul Tagliabueジョージタウン大学理事長 元フットボールリーグコミッショナー
1989~2006年に全米プロフットボールリーグ(NFL)のコミッショナーを務めた。2006年以来、ジョージタウン大学理事会の一員で、2009年以降は理事長となり、事業、法務、高等教育やスポーツに引き続き積極的にかかわっている。
長期間、NFLコミッショナーとしてプロフットボールにおける労使間の安定、リーグの拡充、ファンの関心や売上の記録的な拡大に専念してきた。在任期間中、リーグではテレビとインターネットの画期的な提携が生まれNFLネットワークが構築され、20を超えるチーム・スタジアムの建設資金の確保に寄与し、運動能力向上薬の利用防止に向けた厳しい対策が実施され、米国フットボールが若者のフットボール参加を後押しするようになった。
米国オリンピック委員会のアドバイザーを務め、ジョージタウン大学理事長として東部の大学によるビッグ・イースト会議の改革を支援した。コビントン&バーリング法律事務所(ワシントン州)の首席弁護士で、同事務所の戦略的リスクと危機管理構想を主導している。
ローカル・イニシアチブ支援機構(Local Initiatives Support Corporation)、ユナイテッド・ウェイ・オブ・アメリカ(United Way of America)(1998~1999年は理事長)、ナショナル・アーバン・リーグ(National Urban League)の理事会メンバーで、その他非営利団体の理事も務めた。現在はパナソニックのグローバル・アドバイザー・グループ、プロモントリー・フィナンシャル・グループの諮問委員会、中南米のネットスポーツ用品小売会社、ネットシューズ(Netshoes)取締役の一員である。
スポーツや事業、教育分野における指導的な役割は広く知られており、ジャッキー・ロビンソン財団から表彰され、NCAAよりテオドール・ルーズベルト・リーダーシップ賞を授与された。スポーツ放送栄誉の殿堂の一員で、スポーツ・ビジネス・ジャーナルからは3人目となる特別功労賞を授与された。
1940年生まれ。1962年にジョージタウン大学を優秀な成績で卒業し、大学では学生アスリート奨学金を受け、4年生では委員長やバスケットボール・チームのキャプテンを務めた。1965年に、ニューヨーク大学法務大学院でルート-ティルデン(Root-Tilden)奨学生として優秀な成績を収めて法学位を取得し、その後いくつかの大学から名誉学位を授与されている。