誰も取り残されない未来へ|第109回あしなが学生募金

20.24%
現在の支援総額
809,800円
目標額 4,000,000円
107件 の支援
91日 後に締切
  • ※目標金額を達成しなくても寄付は決済されます。
    (all in 方式)
  • ※寄付のキャンセルはできません。
あしなが学生募金事務局

本プロジェクトについて

このページは、「あしなが学生募金事務局」による【あしながネット募金】のプロジェクトです。

【あしながネット募金】を通じたご寄付は、「一般財団法人あしなが育英会」への直接寄付となり、2分の1を病気、災害、自死(自殺)によって親を亡くした子どもたちや、親が障がいで働くことができない家庭の子どもたちの奨学金として、残り2分の1をサブサハラ・アフリカ遺児の高等教育支援費として、大切に使わせていただいています。

あしなが学生募金とは

あしなが学生募金は、親を亡くした子どもたちや、親が障がいでじゅうぶんに働けない家庭の子どもたちを支援するための募金活動です。「環境に左右されず、誰もが夢を追いかけられる社会にしたい」という想いをもった学生たちが活動しています。

毎年、春と秋に4日間、毎回のべ1万人のボランティアスタッフの方々に支えられて、全国120か所以上で街頭募金を実施しています。
活動をしている大学生の中には、あしなが奨学金により大学進学を果たした奨学生もたくさんいます。奨学生たちは、「ご寄付で支えてくださるあしながさんへの感謝を胸に、後輩遺児たちに進学の道をつないでいきたい」という気持ちから、60年以上続くこの募金活動をつないできました。

あしなが学生募金公式サイトはこちら

遺児家庭の現状

【遺児家庭の6割以上は年収210万円未満 、経済的困窮に物価上昇が追い討ち】

「一般財団法人あしなが育英会」が2024年7月に行った奨学生保護者アンケート(回答者3107人)では、回答者の61.5%が、「昨年度の収入が210万円未満」と回答しています。

国内における子育て世帯の平均年収は785万円(2022年国民生活基礎調査より)であり、あしなが奨学生家庭の収入は平均年収の27%以下となっています。

さらに、物価上昇が続くなか、85.5%が「昨年度から収入が上がっていない」、94.2%が「収入が物価上昇をカバーできない」と回答しており、遺児等の家庭では困窮が深まっています。自由記述欄には「節約のために食事を抜いている」、「夏に冷房を使えない」という声が多くありました。体調を崩してしまった保護者も少なくありません。経済的な困窮により、子どもたちの進学の機会が脅かされていることも大きな問題となっています。

アンケート結果について詳しくはこちら

奨学金申請者過去最高ー奨学資金不足で採用率44%

このアンケートに回答したあしなが奨学生の世帯とほぼ同等の状況にある世帯の子どもでも、あしなが奨学金を受けることができていない遺児もいます。2024年度の「あしなが高校奨学金」の採用率は44%でした。申請者が過去最多の3487人(前年度比32%増)にのぼり、奨学資金が追いつかず、申請者の半数以上を採用することができなかったためです。

あしなが学生募金では、一人でも多くの遺児に奨学金を届けるため、支援を呼びかけています。

遺児学生の声 -あしなが大学奨学生

あしなが育英会の奨学金を受けて進学した、大学生の声を紹介します。

〈あしなが大学奨学生 ゆうかさん〉
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私が3歳の頃から、体が悪かった父。難病指定の潰瘍性大腸炎という病気も患っていました。そこから15年間闘病したものの、一昨年、亡くなりました。そんな中で、「自分は大学に行っていいのか、夢を追い続けていいのか」と、自分自身に問いかける日々が続きました。当時の心情を今でも鮮明に覚えています。

しかし、私は幸いにも、あしなが奨学金を受けることができました。今は大学で勉強に専念し、中高の教員になるために教職課程の授業を受けています。学科の勉強とは別に、障がいへの理解を深めようと障害福祉についても勉強しています。

こうして、自分がやりたいと思うことができているのは、あしながさんのおかげです。感謝してもしきれません。

あしながさんからいただいた恩をお返しできるように、そしてまだ見ぬ後輩遺児たちのために、あしなが学生募金事務局にも所属して活動に励んでいます。遺児たちが夢を追い続けられるような社会を目指して、私は今日も自分にできることを全力で、取り組んでいきます。

アフリカ遺児支援について

あしなが学生募金は、アフリカ遺児支援のためにも活動しており、あしなが育英会の「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」(以下、100年構想)を応援しています。

100年構想とは、サブサハラ・アフリカ地域49か国の各国から毎年1人ずつ優秀な遺児を選抜し、日本をはじめ世界の大学で学ぶ機会とリーダーシップ育成プログラムを通じて、社会に貢献する志を持ったリーダーを育てる活動です。2014年度に始まり、2023年度までに300名以上の学生が大学留学をかなえています。

日本の大学に留学している100年構想生のなかには、あしなが育英会が運営する学生寮「心塾」で、日本人奨学生とともに暮らしている仲間もいます。あしなが学生募金は、この活動に賛同し、応援しています。

アフリカ遺児学生の声

日本に留学中のアフリカ遺児奨学生の声をご紹介します。
<エマニュエルさん ブルキナファソ出身>
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『平和構築は路上生活の子ども支援から』

私が生まれ育ったブルキナファソでは、シングルファーザーが子どもの面倒をみることが、あまりよく思われていません。そのため、経済的理由で両親が結婚出来なかった父は私が8歳の時に私を親戚の家に預けました。ただ、その家族には5人の子どもがいて、私はその子どもたちと同じように扱われることはなく、家庭内で暴力も受けていました。高校の入学試験を受ける時期にも、私は、薪を積んだ重い荷車を押して、近所に薪を配る仕事をしなけ ればならず、その時は試験に合格することはかないませんでした。
そして私は思ったのです。「もう二度と同じことはしない、たとえぶたれようと、何が起きようとも、自分がやりたいことをやる、勉強に打ち込む」と。その時の決意が今の自分をつくったと思います。

私の志は、人々が互いに争うことのない平和な国づくりに貢献することです。そのためには、犯罪や反社会的行動といった危険にさらされている人々へ、生きる力と自信を与えることが必要だと思っています。私は、そのような危険に見舞われやすいストリートチルドレンを対象に支援活動を続けています。私が立ち上げたChildren's Smileは、これまで4年間の活動で、約2,000人のストリートチルドレンと関わってきました。

子どもたちが路上で生活せざるを得なくなった原因の一つは慣習です。一部のコミュニティでは、子どもがまっとうな人間になるためには路上で物乞いをし、人生の厳しさを学ぶ必要があると考えています。他には、家庭内で暴力を受けて家を飛び出したり、親が高齢で面倒をみてもらえなくなって都会に出てきたり、両親を亡くした子どももいます。このような間違った認識や子どもを取り巻く状況を改めるには、社会を巻き込んでこの問題を解決していく必要があると考えています。

アフリカの国々にとって平和構築は大きな課題です。日本は紛争に巻き込まれていない国であり、平和構築を目指すアフリカにとってモデルとなります。

私の国にかつていたのは、地域社会のことより自分の利益を優先するリーダーでした。私はこれを変えるために、将来は自国の大統領になりたいと思っています。100年構想プログラムに参加した瞬間から今日まで、自分自身の中でプラスの変化が生まれています。あしながさんがいなければこんなことはあり得なかったと思います。この支援はアフリカ出身の遺児学生に新しい人生観や成長の機会、そしてまったく違う人間になる機会を与えています。
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出所:一般財団法人あしなが育英会, 『アフリカ遺児支援レポート2025年冬号』(p6) (2024年12月18日発行)

募金活動のテーマ ~誰も取り残されない未来へ~

日本の大学進学率は年々上昇し、高校は全入時代になったと言われています。そして高校は、大学進学のための準備機関と変わりつつあります。また、大卒と高卒の格差は広がり、選択肢の数にも大きな差があります。

現代の社会システムにおいて、取り残されようとしている、または取り残されている子どもたちがいます。それは、私たちが支援している子どもたちです。

病気や災害、自死などそれぞれの理由で親を亡くした子どもたち、親が障がいにより十分に働くことが困難な家庭の子どもたちにとって、自分の将来を自由に決定することは、当たり前ではありません。経済的な問題だけではなく、家庭環境による副次的な問題も背景にあります。

また、そのような家庭の子どもたちは、声をあげて良いことすら知らないことが多いです。しかし、私たちは、そんな彼らの孤独感、将来への不安に寄り添える立場にあります。多くの後輩たちの代弁者として、「誰も取り残さない未来」の重要性を伝えていきたいです。

同様の問題を、日本だけでなく、アフリカ諸国でも抱えています。

国境を超えて、社会から取り残されている子どもたちの力になりたい。
「誰も取り残されない未来」を目指して、私たちは募金活動を行っています。

「あしなが学生募金」へのご寄付の使いみち

全額を「一般財団法人あしなが育英会」に寄付します。
半分は病気・災害・自死などで親を亡くした子どもたちや親に障がいがある子どもたちの奨学金として、残り半分はサブサハラ・アフリカの遺児の高等教育支援費として使われます。

厳しい世の中だと思いますが頑張ってください。

マー
2025年4月30日

4/27、新宿駅南口で一所懸命募金のビラを配ってた男の子に感動しました。あの男の子になにか良いことがあればいいと思って募金しました。

高橋 剛
2025年4月28日

for others, with others.

匿名
2025年4月28日

少しばりでごめんね。
また寄付させてね。

まっちゃん
2025年4月28日

辛いことがあっても、頑張って生きる皆様は素晴らしいです。
私も頑張ります

智美
2025年4月27日

皆様が希望の進路に進めますように。

2025年4月27日

皆さんが好きな道に進めるよう心からお祈りしています!

匿名
2025年4月27日

街頭募金…お疲れ様です。
街頭で募金するのが苦手なので、その場で応援できないのは心苦しいですが、ご活用いただけたら嬉しいです。

巨大きっころ
2025年4月27日

少しでもお力になれればうれしいです。
みなさんの笑顔を思い浮かべて、私のエネルギーにします!

あゆみ
2025年4月26日

資金が足りないとニュースで見ました。皆さん、この世は不平等ではありますが、希望は必ずあります。応援しています。貧者の一灯ですが、お役に立てたら嬉しいです。

山本 武志
2025年4月23日

体が資本!
栄養付けて一緒に一歩ずつ歩いていきましょう。

カズさん
2025年4月23日

自らの未来に意志と希望を持って生きていく人々を応援しています。
自分もそうありたいと思っています。
その先に起こる変化をともに楽しんでいきましょう!

匿名
2025年4月22日

これからも継続して支援していきます。学業に努力される皆さんから私は力をもらっています。もっと稼いでもっと多く支援していきたいと思います。

匿名
2025年4月21日

皆様のご健闘を常にお祈りしております。
少しでも皆様の役に立てれば幸いです。

しょうま
2025年4月21日

夢に向かってがんばれ!

匿名
2025年4月20日

福島市の駅の街頭にてパンフ受け取りました。私の夫も、学生時代にガンで実父を亡くして居るので他人事とは思えませんでした。いま生きてる子ども達が健やかに育ちますように。街頭に立って活動している学生さん、運営の方々、お疲れ様です。微力ですが、ご協力できれば幸いです。

福島市2児の母(30代)
2025年4月20日

募金会場に行けそうもないので、こちらで寄付しました。

匿名
2025年4月20日

次はきみの番やで

びわ帽子
2025年4月19日

次はきみの番やで

びわ帽子
2025年4月19日

あなたたちのことを応援している人はたくさんいる、決して1人じゃないということを忘れないで
一緒に頑張ろう

匿名
2025年4月19日

応援してます

匿名
2025年4月19日

目黒駅前で募金を呼びかける若い人たちの姿に心を動かされました。これからも少しずつですができる限りの支援をさせてください。

匿名
2025年4月19日

多くの寄付、援助が集まりますように。
目標に向かう手助けになることを願います。

たけまろ
2025年4月18日

トランプ関税、 ほぼ確実に影響を受けますが、毎月の支援継続させて頂きます。それより皆様方の方が心配です。

タカボン
2025年4月17日

おばさんには子どもがいません。ですので、皆さんのことを我が子と思って、応援しています。

匿名
2025年4月17日

すこしでも力になれればと思います。

株式会社レベルエンター代表山本大
2025年4月17日

私は、高校進学したかったけど、家が貧しく出来ませんでした。年金生活なので、一度に、たくさんできません。気持ちだけど、応援してます。

サチコ
2025年4月17日

視野が広がれば広がるほど、日々自分のやりたいことに打ち込んでいるし人と話せば話すほど、自分の中でワクワクする気持ちや、やっていきたいことが広がっていきます。

皆さんの進学が、そういったワクワクを大きく育てることに通じますように。

ぽんち
2025年4月11日

当時、20歳で妹を失い思いだすと今でも涙がでます。その時に忘れられない やなせたかし さんのメッセージがありました。そのプレートには泣いている顔の絵と共に
『 涙は今もこぼれるけれど すぎてしまえば夢とおなじさ 』 と
今の 困難や試練を乗り越えて
自立されるよう応援しています。

やなせたかしさんのメッセージ
2025年4月3日

誰しもが明るい未来を描き、実現できる社会になることを願っています。
気持ち程度の寄付になってはしまいますが、誰かの活動の後押しとなるよう有効活用いただけると嬉しいです。

あーさん
2025年4月2日

街頭募金1週目終了のご報告とネット募金の御礼

2025年4月24日

春の街頭募金1週目を4月19日、20日に開催しました。
街頭やインターネットから沢山のご寄付を賜り誠にありがとうございます。また、ご寄付と共に温かい応援メッセージを寄せていただいており、大変勇気づけられております。

これからも応援してくださる皆さまとともに、一人でも多くの遺児に奨学金を届けることができるように活動に取り組んで参ります。

春の街頭募金の2週目は4月26日、27日に全国各地で開催いたします。引き続き皆様の深いご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ活動報告とさせていただきます。

あしなが学生募金事務局長 谷岡奈央
ご寄付の使いみち
日本とアフリカ遺児の教育支援
ご寄付いただいた全額の2分の1を日本国内の遺児の奨学金として、2分の1をアフリカ遺児の教育支援のために使わせていただきます。
  • ご希望の方への「領収証」及び「年間ご寄付の受領証明書」は、「一般財団法人あしなが育英会」が発行します。
  • 一般財団法人へのご寄付は、個人の方につきましては所得税法第78条第2項の寄附金には該当せず、所得控除や税額控除の対象とはなりません。法人につきましては、法人税法第37条第3項に規定する寄附金(公益団体に対する寄附金)には該当せず、一般寄附金として扱われます。