アントニオ・エアネス
António Ramalho Eanesポルトガル国務院メンバー 元ポルトガル共和国大統領 リスボン大学名誉博士
アントニオ・エアネス氏はポルトガルの元軍人・政治家。ポルトガル第16代(第三共和制第3代)大統領。
1952年にポルトガル陸軍兵学校に入学、その後高等軍事研究院などで62年まで軍事戦略について学ぶ。
陸軍では歩兵としてポルトガル領インド、マカオ、モザンビーク等で軍務にあたり、カーネーション革命勃発時にはアンゴラに駐在していた。その後ポルトガル本国に戻りMFA(国軍運動)に参加しチェアマンとして活動、1975年の11.25クーデタを主導した。
1976年に行われた大統領選挙で61.6%の得票率で当選を果たす。彼の大統領就任をもってカーネーション革命は完全に終焉した。
1980年の選挙でも56.4%の得票率で再選された後は1981年2月までは、 国軍参謀総長を兼任していた。
1986年に任期満了に伴い退任。2000年には、ポルトガル国軍元帥への就任を要請されたが、これを固辞した。ポルトガル国内の受勲に加えて、国外の受勲もフランスよりレジオン・ドヌール勲章、イギリスよりバス勲章など、22か国、24を数える。