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ラッシーナ・ゼルボ

ラッシーナ・ゼルボ

Lassina Zerbo

ブルキナファソ首相、CTBTO(包括的核実験禁止条約機関準備委員会)元事務局長

ラッシーナ・ゼルボ氏は、2013年8月より2021年7月まで、8年の長きにわたり包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会の事務局長を務めた。包括的核実験禁止条約(CTBT)の相互検証の国際的な中核的研究拠点として、また、同条約の施行および、CTBTを世界的に確立させるために、重要な役割を果たしている。2016年の朝鮮民主主義人民共和国による核実験実施の際、CTBT加盟国へ、データおよび分析を、ほぼリアルタイムで提供することにより、迅速な外交的対応の指揮を執った。

 

ゼルボ氏は、CTBTの施行に向けた活動を促進させるため、賢人会(Group of Eminent Persons)やCTBTOの青年会(Youth Group)も発足させている。事務局長に就任する以前は、CTBTOの国際データ・センター局長を務め、2006年、2009年、2013年の朝鮮民主主義人民共和国による核実験と、2011年に日本で起きた三重の大災害(地震・津波・原発事故)への対応の陣頭に立った。
また、CTBT科学技術カンファレンス・シリーズを創設し、開催している。ゼルボ氏は、パリ第11大学で地球物理学の博士号を取得し、BHPビリトン社や、アングロ・アメリカン社で上席スタッフとしての勤務経験がある。

 

2013年には、「Arms Control Person of the Year (兵器管理パーソンオブザイヤー)」に選ばれた。ブルキナファソの国家勲章や、チリのBernardo O’Higgins(ベルナルド・オヒギンス)大十字勲章も受章している。同氏は、エネルギー・科学・テクノロジー・開発・平和・安全保障分野の、複数のシンクタンクのメンバーに就任している。また、世界経済フォーラムのメンバーであった2014年から2016年にかけては、「Global Agenda Council on Nuclear Security」の副議長を務めた。2021年12月に 母国ブルキナファソの首相に就任。

 

– メッセージ –

 

あしなが育英会の賢人達人会のメンバーに就任させていただき、光栄に存じております。

あしなが育英会は、創設者である玉井会長のリーダーシップの下、遺児学生達に経済面や精神面からの支援をし、目を見張る成果を上げています。同会は、その45年間の歴史の中で、9万5千人を超える学生達をサポートしてこられました。それ以上に重要なのは、あしなが育英会がグローバルな展望を持ち、海外にも支援を拡げているということです。ウガンダにレインボーハウスを設立し、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の遺児学生達のための高等教育支援を目的とした、100年構想プロジェクトにも着手しています。ユネスコの統計によると、世界中の初等教育を受けることのできない5800万人の子供達の内、3000万人がサハラ砂漠以南のアフリカ諸国に住んでいるそうです。アフリカ人として、教育の機会がどんなに貴重であり、またアフリカ人やアフリカ諸国にとって何を意味するかということを、強く認識しています。教育の機会は、国の発展にとって非常に重要であり、社会福祉の充実や経済発展、治安、男女間の平等、平和の構築を促進します。

 

私の所属する、包括的核実験禁止条約準備委員会は、全人類にとって平和で安全な世界の普遍的な価値を支持し、あらゆる種類の核実験を廃止することを通じて、その実現のために活動しています。
あしなが育英会のような団体の努力が、学生達、アフリカ大陸、そして世界全体にとって多大なる貢献をもたらしていくであろうと、私は確信しています。

 

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