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池亀 美枝子

池亀 美枝子

Mieko Ikegame

元国連事務総長アフリカ特別顧問室ディレクター; AU-NEPAD(アフリカ連合‐アフリカ開発新パートナーシップ機構)総裁特別顧問; 東京大学講師; 横浜市立大学 客員教授; 日本国連友好協会 ニューヨーク代表; 日本・米国・アフリカ民間企業上級コンサルタント

池亀美枝子教授は国際連合(国連)機関に国際公務員として最も早くから勤務した日本人女性の一人である。2006年には『ニューズウィーク』の「世界が認めた日本人女性100人」に選出され、2015年には全国日本学士会よりアカデミア賞を授与された。

 

東京女子大学、サイモンフレイザー大学(カナダ)、およびストックホルム大学(スウェーデン)に在籍した。

1980年に国連職員に採用されて以来、国連事務局、国連開発計画(UNDP)、国連食糧農業機関(FAO)、および世界食糧計画(WFP)において様々な役職に従事。特に開発協力や政策による権利擁護を通した発展途上国の社会経済的発展に対する国際支援が主な課題であった。総会、経済社会理事会、安全保障理事会や国連システム事務局調整委員会等の政府間/機関間機構における経験があり、国レベルの現地作業や政策分析にも深い知識と経験を有している。

 

国連機関における職務の中では、アフリカ28ヶ国(ベニン、ボツワナ、ブルキナファソ、カメルーン、コートジボワール、コンゴ共和国、エジプト、エチオピア、ガーナ、ガボン、ギニア、ケニア、レソト、リベリア、モロッコ、モザンビーク、モーリシャス、マリ、ナミビア、セネガル、シエラレオネ、南アフリカ、セイシェル、タンザニア、チュニジア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ)、およびアジア15ヶ国(バングラデシュ、ブータン、中国、インド、インドネシア、日本、ネパール、モルジブ、マレーシア、パキスタン、フィリピン、韓国、スリランカ、タイ、イエメン)における現地任務に幅広く取り組んできた。

 

33年間に亘って国連に勤務する中で、日本政府が共催した1993年の第1回アフリカ開発会議(TICAD)、国連開発計画(UNDP)が共催した1998年の第2回TICAD以降、世界銀行が共催した2003年の第3回TICAD III以降、そして直近ではアフリカ連合(AUC)が共催者となった2013年の第5回TICADにおいて同氏は国連の中心人物であり、当時の国連事務総長が日本政府との共同開催を要請したことを受けて交渉を行った。アフリカの開発におけるTICADの仕組みの多国的な側面を強化するため、他のすべての共催者(世界銀行、UNDPとAUC) をTICAD に組み入れる際の触媒としての役割を果たしたのである。

 

国連職員としての最後の役職はアフリカ連合-アフリカ開発新パートナーシップ機構(AU-NEPAD)に関する2003年の総会決議を受けて創設されたアフリカ問題担当事務(参考2)総長特別顧問室(OSAA)ディレクターであった。同オフィスは事務総長の直属であり、アフリカの紛争防止、軍縮、平和の定着、持続可能な開発やアフリカ大陸に対する国際支援の実施に向けた国連の政策とプログラム開発の整合性を取ることが求められた。

 

また、同氏は日本人有数の国連高官として国連邦人職員会会長も務めた。

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