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島田 北斗

島田 北斗

Hokuto Shimada

虹の心塾 塾監/広報/中四国エリア主担当

入局のきっかけ

あしながには人と社会を変える力がある。入局を決めた日から今日まで変わらない思いです。

 

私はあしながの卒業生です。小6の時に父親が心筋梗塞で急逝し、高校、大学とあしなが奨学金を受けて進学しました。大学時代は学生寮あしなが心塾に住みながら、学生募金やつどい、小中学生遺児の心のケアなどのあしなが運動に傾注していました。 大学生活を通してあしなが運動に携った中で、学生が運動の先頭に立ち、何かを成すという場面を何度も目の前にしました。東日本大震災遺児への支援を街頭で訴え、東北3か所にレインボーハウスが建ったこと。深刻な子どもの貧困問題の解決を目指した政策提言の集会を開き、子どもの貧困対策法の制定を勝ち取ったこと。「1人でも多くの遺児に進学の夢を」を合言葉に街頭で声を枯らし、奨学金制度の拡充がなされたこと。日本中の同志たちと心ひとつに汗を流した日々を懐かしく思います。 

 

学生が社会に問題意識を持ち、声を上げて仲間を募り、行動を起こす。そこに関わった学生たちはキラキラと輝き、運動への関わりを通して大きく成長していました。手前味噌ながら、私も末席で運動に参加する中で多くの気づきと学びを得られたと感じています。能力も経験もないのにプライドだけは高く、他人を認めることができない弱い人間だった私が、あしなが運動とそこに携わる人との関わり合いのなかで、変わることが出来たのではないかと感じています。

 

あしながには人と社会を変える力がある。この先の世代の奨学生たちにも、運動を通して社会の問題解決を図ってもらいたい。その運動を通して、大きく成長してもらいたい。その場作りをしたいと志し、私はあしなが育英会への入局を決めました。

仕事の内容・やりがい

現在は神戸市にある大学奨学生寮「虹の心塾」の塾監、中四国エリア担当、そして広報の3業務を担当しています。

 

虹の心塾は遺児学生約30人が居住する寮で、「社会に貢献する人材の育成」を理念に掲げる教育資源でもあります。

私は、塾生たちが共同生活を通して人間的な成長をできるよう、日々の関わり合いや、人材育成プログラムの立案・実施を担っています。

人間関係の希薄化は、現代社会の大きな課題です。SNSの普及やコロナ禍などで、人間関係は「狭く深い」ものから「広く浅い」ものに変わりつつあるといわれています。そんな時代だからこそ、塾生たちには共同生活を通して人を知り、人と生きることの大切さを学んでほしいと願っています。

 

中四国エリア担当としては、中四国9県の大学・専門学校奨学生たちと協力しながら、街頭募金高校奨学生のつどいの運営、ご支援者とのリレーション構築、企業や学校での講演などをおこなっています。

実は中四国は、2016年に新卒で入局して初めて担当したエリアです。関西担当、九州担当を経て、2023年9月から5年ぶりに中四国を担当することになりました。嬉しかったのは、新人時代につどいで出会った何人かの高校生が、現在大学生となり、中四国のあしなが運動の先頭で活躍していることです。高校生だった彼らが、今は「後輩遺児高校生たちとために」と募金やつどいで全力を尽くす姿に、熱いものがこみ上げてきます。

 

心塾とエリア担当に共通して、学生のチャレンジを後押しすることは、最も大切にしていることです。これまで多くの学生が、問題意識を持って新規性のある課題にチャレンジし、成長を遂げてきました。

ますます不安定で複雑になるこれからの時代。学生たちにはそんな時代を生き、活躍するための心と力を、あしなが運動や塾生活を通して養ってほしいと願い、職務にあたっています。

 

広報としては、現場主義にこだわっています。すでに述べた通り、私は広報専任ではなく、心塾やあしなが運動といった現場と広報を兼務しています。現場に携わっているからこそ持てる、広報的視点があると考えるためです。

あしなが育英会の最大の財産は、あしなが運動に取り組む学生たちです。「後輩遺児たちの力になりたい」と、街頭募金やつどい、ラーニンサポート、心のケアなどの活動に携わる学生たちが全国にいます。街頭募金で学生たちは、遺児家庭のおかれている現状や自身の経験、遺児やその保護者の生の声を呼びかけにのせて訴えています。しかし街頭募金では、目の前を通る人にしか声を届けることができません。

私の仕事は、新聞やテレビなどのマスメディアへの働きかけや、本会のオウンドメディア「あしながメディア」での情報発信をすることで、学生たちの頑張りによる成果を最大化させることです。遺児の現状や奨学金の必要性を1人でも多くの人に知ってもらえるよう、広報活動に取り組んでいます。

 

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