あしなが学生募金
STUDENT ACTIVISM
学生を支えるのは、学生です。
あしなが学生募金は1969年から始まり、現在まで続いている募金活動です。
一般財団法人あしなが育英会の奨学金を利用する大学生や専門学生らとボランティアのべ1万人が一緒になり、毎年、北海道から沖縄まで全国200か所の駅頭・街頭にたち、約2.5億円のご支援を募っています。この活動は「あしなが学生募金事務局」という学生団体によって運営されています。
あしなが学生募金事務局は、経済的支援をはじめとして、すべての人々が生まれた環境・地域・時代問わず、自他共に考える”共生できる社会”を目指す学生団体です。「学生が学生を支援する」という形をとっており、スタッフの多くが自らも決して裕福でない学生たちですが、後輩たちに支援のタスキを送るのだという強い気持ちで50年間活動をつづけてきました。これは様々なヒトに支えられてきた恩を他者に送ることで社会がよくなるという「恩送り運動」の体現です。 あしなが学生募金は当初、交通事故遺児のみを支援してきましたが、恩送りの精神で災害、病気、自死遺児そして世界の遺児へとその支援の輪を広げてきました。
あしなが学生募金は運営のすべてを学生たちで行っているため、支援先の調査選定は勿論、募金活動開催に必須の施設使用交渉、1万人におよぶボランティアの募集、資材のデザインや発注、教育機関や一般企業・団体での講演をはじめとした啓蒙活動など、一般学生では体験できないさまざまな取り組みを主体的に行うことで、自らが社会に出たときに活躍できる人材となるためのトレーニングを重ねています。
一般財団法人あしなが育英会では、この活動を教育機会ととらえ各地区に1名以上の職員を派遣し、社会人マナーの講習やキャリア相談、募金活動のアドバイスなどを行っています。「他人の幸福のために汗を流した学生たちが、卒業後にしっかりと自分の幸福も実現していく実力を身に付けてほしい」とういう強い気持ちで今後も全力でサポートしていきます。
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活動紹介
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