ラーニングサポート
プログラム
LSP
LEARNING SUPPORT PROGRAM
プログラム概要
あしなが育英会は2020年10月から、親を亡くした小中学生を対象に、オンライン個別学習支援「ラーニングサポートプログラム(LSP)」を実施しています。
あしなが育英会の大学奨学生を中心としたボランティアが「ラーニングサポーター(LS)」となり、「ランナー(LR)」と呼ばれる小中学生の学習者とペアを組んで、毎週1回1時間、継続的にオンラインでの個別学習セッションを行います。2022年からは高校生向けのプログラム「LSPH」も実施しています。
さまざまな研究や本会の調査によると、家庭の経済状況に加え、ロールモデルの不在や、学習や進学に関する情報不足が子どもの学力や進路選択に影響し、不利な状況を生んでいることがわかっています。
遺児家庭が直面する課題に早期に取り組むには、経済的な支援だけでは不十分です。そこで、大学生ボランティアが子どもたちに真摯に寄り添い学習支援を行う「LSP」をスタートしました。
参加条件
プログラムに参加を希望されるお子さまは以下の要件を満たしている必要があります。
詳しく確認したい場合は本ページ下部のフォームよりお問い合わせください。
病気や災害、自死で親を亡くした、または親が1級から5級の障がい認定を受けている家庭の子ども
※道路上の交通事故をのぞく
子どもたちが直面する課題
経済格差が学力格差を生んでいる
日本でも大学無償化が進み、高等教育機関への進学のための家計の負担は軽減しつつあります。その一方で、家庭の経済力の差による学力格差は、依然として深刻な課題です。
調査によると、貧困を背景とする学力格差は、小学4年生ごろから顕著になることがわかっています。さらに学年が上がるとともに貧困世帯の子どもは低学力に、非貧困世帯の子どもは高学力に傾き、両者の差はどんどん開いていきます。つまり、一度低学力に陥った貧困世帯の子どもは、学年が上がっても抜け出しにくくなってしまいます*。
学力向上の手段として塾などの「学校外教育」がありますが、遺児家庭のように経済的に厳しい世帯の場合、その費用を捻出できず、子どもが「小4の壁」を乗り越えるのが難しくなります。
*出典:「家庭の経済格差と子どもの認知能力・非認知能力格差の関係分析-2.5 万人のビッグデータから見えてきたもの-」,日本財団(2018 年)
家庭における学習環境の不備や保護者の「時間貧困」
本会が支援する遺児家庭には、さまざまな理由で、家庭での学習環境を整えることが難しいケースが見られます。
さらに、2024年10月に実施した本会の調査では、遺児家庭においては「経済的貧困」だけでなく、保護者の「時間貧困」と「社会的孤立」が子どもの環境に影響を与えていることがわかっています(「詳しく見る」から調査結果をご覧いただけます)。
あしなが育英会では、LSP・LSPHを通じて、経済的・家庭環境的な困難を抱える子どもたちの学習意欲や進学将来の可能性を支えていきます。
プログラムに欠かせない
「ラーニングサポーター」
LSPに欠かせないのが、子どもたちの学習を日々支えている「ラーニングサポーター」の存在です。ボランティアとして、日ごろから真摯に子どもたちと向き合い、学習を通して子どもとともに成長する意欲を持って取り組んでくれています。
サポーター参加者は大学生~若手社会人まで幅広く、出身学部や興味関心分野もさまざまです。応募時点では学習指導経験がない方もいますが、事前研修やあしなが育英会職員のサポートもあるため、継続的な学習指導ができるようになります。
年度末に行うサポーター対象のアンケートでは、9割以上が「LSPでの活動を通して自分自身が成長したと感じる」と回答しています。
LSPは、小中学生にとっても、サポーターにとっても、新しい学びと成長をもたらす大切な場になっています。
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- 教育学部 3年生
- 中・高英語教員志望
- あしなが大学奨学生
教員を目指しているので、子どもへの直接的な指導経験を積みたいと思い応募

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- 理工学部 4年生
- 鉄道会社入社予定
- あしなが大学奨学生
「昔の自分のように学習に苦労する子どもたちの力になりたい」と考え、就活が落ち着いたタイミングで応募
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- 国際関係学部 2年生
- 海外留学中
- 大学生ボランティア
日本語を話す機会が欲しくなり、子どもたちの視野を広げるのに貢献したいと応募

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- 社会人3年目
- 金融関係企業の事務
- 社会人ボランティア
仕事に慣れてきて社会貢献活動に興味を持ったときに、オンラインで気軽に参加できる点に魅力を感じ応募
次世代につながっていく
「恩送り」のバトン
ラーニングサポーターのなかには、子どものころに地域の学習支援やケアプログラムなどに参加した経験を持つ方がいます。誰かにサポートしてもらった体験が、「次は自分が支える人になりたい」という想いに変わり、LSPに参加する動機となっているようです。同じように、小中学生ランナーとしてLSPに参加していた子どもたちが、大学生になってから、「後輩遺児のために」と言ってサポーターになるケースが出てきています。
誰かからもらったやさしさや、支えてもらった体験が、次の誰かに手を差し伸べるきっかけになる。LSPは、「恩送りのバトン」が生まれる機会のひとつになっています。
協力企業のご紹介
オンラインで行う学習支援の効果を高め、大きなインパクトを生み出すために、プログラムの趣旨にご賛同いただいた以下の企業から、プロボノ(専門スキルを活かしたボランティア)での無償協力をいただいています。
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atama plus 株式会社
「『分かる』『できる』という驚きを学ぶ楽しみにつなげるために」
・学習を個別最適化するAI 教材「atama+」を提供
・「atama+」活用に向けた職員・大学生向け研修を実施 -

株式会社やる気スイッチグループ
「自分で自分の人生をデザインする力を養うために」
・個別指導塾「スクールIE」講師向けe-learning を提供
・個性診断テスト「ETS」を生徒および講師に提供
・奨学生向け講演の実施および職員向け研修の実施
お問い合わせ
LSP、LSPHにランナーとして参加したい遺児家庭の方や、サポーターとして関わりたい大学生・社会人の方は、以下のフォームからご連絡ください。
個人の方はこちら企業・団体によるご支援やご提案についてのお問い合わせは、以下のフォームからご連絡ください。
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