【秋の学生募金】大阪・東京でセレモニー 西川きよしさん「金銭の大小にかかわらずご協力を」
2025年10月18日(土)から全国各地で実施される「第110回あしなが学生募金」(主催:あしなが学生募金事務局、協力:一般財団法人あしなが育英会)のオープニングセレモニーが、10月10日(金)になんば広場(大阪市中央区)、11日(日)に新宿駅南口(東京都新宿区)で開かれました。両会場あわせて31人の学生が、翌週から始まる学生募金への協力を呼びかけました。大阪でのセレモニーには、タレントの西川きよしさんがゲストとして参加し、学生たちと一緒に声を上げました。
大阪
大阪では、あしなが学生募金事務局の学生9人と西川きよしさんがなんば広場で一列に並び、日本最大級の繁華街「ミナミ」を行き交う人々に向けて、思いを語り、ご支援を募りました。
家庭環境を理由に高校進学を諦めた経験を持つ西川さんは、1986年から39年間、ほぼ毎回の街頭募金に、ボランティアとして参加してくださっています。この日は「なんばグランド花月」での出番の合間に駆けつけ、約30分にわたってマイクを握ってくださいました。
西川さんは、「お父さんやお母さんを亡くした子どもたちに学校で勉強してもらい、社会人になったときには、困っている子どもたちに力になってもらいたいと思い、いつも募金に立たせていただいております」と、活動に参加する背景には奨学生たちへの期待があることを語りました。そして、「金銭の大小に関わりませず、ご協力をよろしくお願いします」と頭を下げていました。
募金事務局の関西エリアマネージャーを務める山下さん(大4)は、「10歳のときに父を大腸がんで亡くしましたが、運よくあしなが育英会と出会うことができ、いま夢を追うことができています」と、自身も奨学金を受けて大学進学したことを紹介。そして、「あしなが奨学金はただのお金ではなく、夢への道を開く希望です。どうか力を貸してください」と、力を込めて訴えました。
来春大学を卒業する山下さん(中央)にとっては、今回が最後の学生募金となる
「きよし師匠のおかげで活動が活気づき、多くの方に遺児の現状を知ってもらうことができました」と話すのは、募金事務局神戸ブロックマネージャーの鈴木さん(大2)。「来週からの募金本番もこの勢いで、後輩遺児のために頑張りたいです」と意気込んでいました。
大阪でのオープニングセレモニーが報道されました
- 10/10 日刊スポーツ 西川きよしがライフワークのあしなが募金呼びかけ「物価高で大変な中、心優しい人はたくさん」
- 10/10 テレビ大阪 【奨学金希望者が過去最多】あしなが育英会募金呼びかけ 西川きよしさん「力尽くしたい」
- 10/10 朝日放送 「あしなが学生募金」に西川きよしさんが参加 大阪・なんば広場
東京
東京でのセレモニーは、日本一のターミナル駅である新宿駅の正面で開催しました。小雨の降る中、募金事務局の学生22人が、駅前を行き交う人々やセレモニーの取材に訪れた記者に向けて、力強く支援の必要性を訴えました。
首都圏エリアマネージャーの金井さん(大3)は、セレモニーでは恒例となった「あしながさん」のシルクハットを被って登場。「全国のあしなが学生募金事務局の仲間たちが、遺児たちの代弁者として声を上げていきます。私たちの願いは、子どもたちが夢を追い続けられる社会を作ることです」と、募金本番に向けた決意を述べました。
続いて、北東京ブロックマネージャーの白濱さん(大4)は、「私はあしなが奨学金のおかげで進学することができました。同じような境遇にある子どもたちを一人でも多く救うために、ここに立っています」と声を張りあげました。
雨のため、普段よりも人々の足取りは早まっていましたが、学生たちの言葉は確かに道行く人々の耳に届いており、たくさんの方が募金箱に手を伸ばしてくださいました。
このセレモニーが初めての募金活動となった大学1年生の本間さんは、「先輩たちが真剣に募金を呼びかける姿がかっこよかったです。私も、多くの人に現状を知ってもらえるよう、来週からの街頭募金で声を出していきたいと思います」と話していました。
本間さんのように、この秋、新たに事務局のメンバーになった学生も多くいます。募金本番に備えて、セレモニー後、都内3か所で実践練習を兼ねた短時間の募金活動をおこないました。
募金本番は18日から
関西と首都圏以外の地域でも、学生たちが本番に向けた最終準備を進めています。
九州エリアマネージャーの藤井さん(大3)は、「奨学金は、未来に希望を持つための希望です。募金を通して、家庭の事情で未来を閉ざされかけている子どもたちの、希望を広げていきたいです」と話します。
東北エリアマネージャーの上新井田さん(大3)は、「この夏の高校奨学生のつどいでは、自分の夢に向かって挑戦し続ける高校生たちの姿を目にしました。そんな子どもたちを支えるためにも、全力で訴えかけていきます」と、意気込みを語りました。
第110回あしなが学生募金は、10月18日(土)から全国各地で実施されます。お出かけ先で、黄緑ののぼり旗の下で声をあげる学生たちの姿を見かけたら、ぜひその呼びかけに耳を貸していただけますと幸いです。
第110回あしなが学生募金について
主催
あしなが学生募金事務局
協力
一般財団法人あしなが育英会
実施日程・場所
2025年10月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)
全国47都道府県136か所で実施
※実施時間は原則12~18時ですが、場所によっては時間が異なります。また、一部の日程のみ実施する場所もあります。実施場所ごとの日時は、あしなが学生募金のウェブサイトの「実施場所」ページでご確認ください。
※天候や道路使用許可などの事情で、実施拠点が変更される場合があります。実施状況はあしなが学生募金のウェブサイト(「あしなが学生募金 実施場所」ボタンより閲覧可)にて随時更新します。お越しいただける場合は、お手数ですが、当日再度ご確認いただきますようお願いいたします。
募金使途
2分の1を日本国内の病気・災害・自死遺児と親に障がいがある子どもの奨学金、2分の1をサブサハラ・アフリカ49か国の遺児の高等教育支援費として、あしなが育英会に寄付
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