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【前編】陸前高田レインボーハウスの譲渡式をおこないました

あしなが育英会と陸前高田市は、2026年4月28日に、「陸前高田レインボーハウス」の譲渡式を開催しました。

東日本大震災遺児のための心のケア活動の拠点の一つとして、本会が2014年6月に岩手県陸前高田市に開設した陸前高田レインボーハウスは、震災から15年が経過し、震災遺児の多くが成人したことから、陸前高田市に無償譲渡しました。

地元への還元は建設構想時から計画・公表していたことで、のべ1484人の震災遺児とその保護者に利用された拠点は、市民の交流の場へと生まれ変わります。
 

あしながメディアでは、前後編に分けて、譲渡式を特集します。前編(本記事)では譲渡式の様子を、後編では陸前高田レインボーハウスに通っていた震災遺児たちのストーリーをお届けします。



陸前高田レインボーハウス(2026年3月11日撮影)

 

想いを受け継ぎ、人と人がつながる場所として活用したい

陸前高田レインボーハウスの多目的ホールでおこなった譲渡式には、佐々木拓市長をはじめとする市の幹部職員や来賓の方々、また本会から会長の村田治などの役職員、そして陸前高田レインボーハウスのプログラムに参加していた震災遺児など、約50人が出席しました。




佐々木市長は「東日本大震災では、これまでの日本の歴史の中でも経験しなかったような甚大な被害を受け、市民の力だけではどうすることもできないような苦しい状況にありました」と、震災発生当時を振り返りました。

そして、「あしなが育英会は震災発生直後から本市において活動を開始され、陸前高田レインボーハウスは震災遺児支援の拠点として大きな役割を担っていただきました。一人ひとりの気持ちに寄り添い、震災遺児の心の復興を支えてこられた取り組みに、心よりの感謝を申し上げます」との謝意を表されました。

さらに、今後について「レインボーハウスを居場所として大切にしてきた方々の想いを受け継ぎながら、市の将来を担う子どもたちの心に寄り添い、人と人とのつながりや、命の大切さを実感できる場として、活用していきたいと考えています」と述べました。



 今後の活用について話す佐々木市長

 

“居場所”としての継続活用に感謝

本会会長の村田は、「東日本大震災の後、われわれは2083人の親を亡くした子どもたちとつながり、15年にわたって支援をしてまいりました。昨年おこなった震災遺児の調査では、レインボーハウスがそんな遺児たちの重要な居場所として機能していたことが分かりました」と、震災遺児支援活動とその効果について語りました。

そして、「昨年4月に佐々木市長と初めてお会いし、レインボーハウスを“居場所”として引き継いでいただきたいとお願いしました。すると市からは、子どもだけでなく、広く市民に居場所として利用してもらいたいとお答えをいただきました。われわれと市の想いが一致し、譲渡できたことをありがたく思っています」と感謝し、「レインボーハウスを末永く活用してください」と話しました。

あいさつする会長の村田

 


最後に、村田から佐々木市長への目録の贈呈と、レインボーハウスの前での記念植樹をおこない、式は幕を閉じました。

 

目録の贈呈




出席者や報道陣が見守る中での記念植樹。
陸前高田市の市花であるツバキを、佐々木市長と村田(左下)が植樹した。

震災遺児たちのストーリーを後編で

後編では、陸前高田レインボーハウスを利用していた震災遺児を代表して、譲渡式でマイクを握った森谷悠斗さんのスピーチと、森谷さんを含む震災遺児たちのストーリーを紹介します。

 



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投稿者

島田 北斗

2016年に新卒で入局。海外担当を振り出しに神戸の学生寮勤務、学生募金担当などを経て、現在は広報渉外課でメディアリレーションとオウンドメディア取材を担当。中四国エリア担当(教育事業)も兼務。高校、大学とあしなが奨学金を受けて進学した卒業生でもあります。

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