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【東京・大阪で24年秋の街頭募金セレモニー】学生30人と西川きよしさんが協力呼びかけ

「第108回あしなが学生募金」オープニングセレモニーが10月12日(土)、新宿駅南口前(東京都新宿区)と、なんば広場(大阪市中央区)で開催されました。東京では22人、大阪では8人の学生募金事務局メンバーが参加。加えて大阪会場には、タレントの西川きよしさんと、本会会長代行の村田治も参加し、秋の街頭募金の幕開けを飾りました。

〈動画〉西川きよしさんが支援呼びかけ【大阪】ーあしなが学生募金公式YouTubeより

 

この日は東西ともに爽やかな秋晴れとなりましたが、遺児家庭には暗曇がかかり続けています。本会が7月に実施した奨学生保護者アンケートでは、保護者の約9割が、「物価上昇が続くなかで、収入が低迷している」と回答しました。また、2024年度の高校奨学金申請者数は、過去最多の3487人にのぼりましたが、本会の奨学資金不足により半数以上の1949人を採用することができていない状況です。

東西のセレモニーでは、そんな暗い雲を吹き飛ばそうと、学生たちが力強い声をあげました。 


■保護者アンケート結果と記者発表の内容については、こちらの記事をご覧下さい。 

>>>遺児家庭の9割、物価上昇も収入低迷ー緊急保護者アンケートの結果を発表(2024年9月19日)

 

東京

学生募金事務局長の大隅さん。今年度の募金活動のスローガンは「誰も取り残されない未来へ」

 

東京でのセレモニーで秋募金の第一声をあげたのは、学生募金事務局の全国代表である、事務局長の大隅有紗さんです。歴代の事務局長が受け継いできた“あしながさん”のシルクハットを被り、「逆境の中でも必死に頑張っている遺児やその保護者の明るい未来のために、私たちの呼びかけに耳を傾けて下さい」と呼びかけました。


続けて、募金事務局・首都圏エリアマネージャーの岩田峻さんは、「私は小学生の時に父親を亡くし、数年後には母親の病気が発覚しました。不安に押しつぶされそうな毎日でしたが、あしなが育英会から支えられたことで、進学を決意できました。あの時の自分のように前が見えずにいる子どもたちがたくさんいます」と、自らの実経験に触れ、支援の必要性を訴えていました。 

新宿駅でのオープニングセレモニーの様子

 

大阪

大阪でのセレモニーでは、関西エリアマネージャーの丸岡夏季さんが、募金事務局代表としてスピーチしました。「周りより早くに親を亡くしたり、親に重度の障がいがあったりするために、(子どもたちが)自分の夢を自由に選ぶことができない世の中を変えるためには、この奨学金が必要です」と、広場を行き交う方々に支援を呼びかけました。 

 

関西エリアの学生募金を率いる丸岡さん

 

続いてマイクを握った本会会長代行の村田治は、緊急保護者アンケートの結果に触れ、「(遺児家庭では)高校、あるいは大学に進学する学費を出すことが、極めて困難です。危機的な状況にあることをふまえて、どうか募金に協力をお願いします」と、訴えかけました。 

長く関西で教育の現場を率いてきた村田も、遺児家庭の現状を訴えました

 

関西オープニングセレモニーに参加された西川きよしさんは、1986年から38年間にわたり、遺児学生と一緒に街頭に立ち続けてくださっています。 


この日は、直前に放送されたMBSラジオの名物番組「ありがとう浜村淳です(※)」への生出演後に、セレモニーに駆けつけてくださいました。番組内でも、「これ(出演)が終わって、あしなが募金があります」などと、約4分間にわたって遺児支援への思いを語られていました。募金に協力してくださった方の中には、放送を聞いて高島屋前まで来てくださった方もいました。

 

(※)MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」は、radikoで聴き逃し配信中です!番組のradikoはこちら

 

熱いメッセージで呼びかける西川さん

 

セレモニーで、西川さんは、「(親を亡くした子どもたちが)上の学校に上がりたいなと思ったときに、皆さんにご協力いただいたこのお金で、高校に上がってもらい、また大学に上がってもらい、社会人になって世の中に恩返しをしてもらいたいと思って、僕も一緒に協力のお願いをしております」と、遺児学生たちへの期待を交えて呼びかけてくださいました。

 

 

当日のセレモニーでは、短時間ながら、東京・大阪ともに多くの通行人の方々が呼びかけに耳を傾け、募金に協力してくださいました。誠にありがとうございました。

10月19日(土)から全国で始まる街頭募金でも、各地で、遺児学生やボランティアが奨学金の必要性を訴えます。ぜひあたたかいご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

>>>【24年秋の学生募金】日時・場所が決定!「あしなが学生募金」にご協力ください

 

 

38年間にわたり、春と秋の2回、遺児学生とともに街頭募金活動に立ってくださっています

 

大阪でのセレモニーの様子が報道されました 

■日刊スポーツ
西川きよし「初心忘れてはダメ」 38年続けるライフワーク「あしなが学生募金」 

 

■スポーツ報知
西川きよし「あしなが学生募金」呼びかけ多くの募金に「痛みと感謝の気持ちでいっぱい」 

「第108回あしなが学生募金」日時・実施場所

日時:10月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)
   12 時~18 時(場所により 12 時~17 時)

 

実施場所:以下のボタンから、「あしなが学生募金」ウェブサイトにてご確認いただけます。

 



あしなが学生募金の日時・実施場所
※外部リンクが開きます

※募金の時間と場所は、利用許可等の関係で直前まで変更の可能性があります。お手数ではございますが、お越しいただける場合には、当日、「あしなが学生募金」のウェブサイトをご確認いただきますようお願いいたします。

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投稿者

島田 北斗

小6で父を亡くした奨学生OB。「後輩遺児たちの人材育成に携わりたい」と2016年に新卒で入局。海外担当や関西エリア担当などを経て、2023年から2度目の神戸勤務。現在は学生寮「虹の心塾」、中四国エリア、広報を担当。学生たちと向き合う日々を送る。

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