【ひと】大分での街頭募金の復活に向けて
2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第11週目となる10月8日(土)には広島、大分、宮崎の3県で実施されます。
今回は大分での街頭募金にむけて奮闘する、専門学校奨学生のサタナさんを紹介します。
サタナさんは長崎県諫早市出身。福岡市内の専門学校で音楽を学ぶ2年生です。将来の夢は音楽関係の仕事に就くこと。そのために一生懸命学んでいます。そんなサタナさんは、6歳のときに父親を原因不明の急病で亡くしました。父の他界で経済的な不安は大きかったですが、高2の時にあしなが奨学金と出会い、目標としていた今の専門学校にも無事入学することができました。
そんなサタナさんが学生募金の活動を始めたのは、昨年のこと。あしなが奨学金を受けられたことの恩返しとして、学生募金事務局の一員となることを決めたそうです。福岡大分ブロックのブロックマネージャーとして、両県の後輩遺児たちのために日々奮闘しています。

九州エリア会議での一枚。この日は新局員の募集について真剣に話し合った(2022年3月)
大分県でもコロナ禍のため、2019年10月を最後に、街頭募金を実施できていません。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、サタナさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。
「大分県の皆さん、現在も新型コロナウイルスの影響でとても困っている遺児や親に障がいのある子どもたちがいます。そんな子どもたちのために私たちは全力で街頭募金を行います。街頭募金を見かけた際はぜひご協力をよろしくお願いします!」とサタナさんは力強く語ってくれました。

コロナ禍前のトキハ百貨店前での街頭募金(2019年5月)
大分での募金は10月8日(土)に、大分駅前、トキハ本店前で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。
また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在大分県内では85人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。