【ひと】徳島での街頭募金の復活に向けて
2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第14週目となる10月29日(土)には山口、徳島、高知の3県で実施されます。
今回は徳島での募金の復活に向けて奮闘する、大学奨学生のKさんを紹介します。
Kさんは生まれも育ちも徳島県徳島市。警察官になるという夢を目指して市内の学んでいます。大学では、ITパスポートやTOEICなどの資格取得を目標にしています。
そんなKさんは、小学校3年生のときに父親を病気で亡くしました。母親の収入だけでは大学に行くことは難しく、たどり着いたのがあしなが奨学金だったそうです。大学入学と同時に奨学金を受け始め、この春大学2年生になりました。
Kさんは、大学1年生のときに学生募金の活動を始めました。これまで高校に校内募金の実施をお願いする電話がけをしたり、広島で開かれた学生募金事務局中四国エリアの会議に参加したりしてきました。
徳島県でもコロナ禍のため、2019年10月を最後に、街頭募金を実施できていません。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、Kさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。
「金銭面の問題で進学を諦め、自分がやりたい夢までもを諦めている子どもたちがいます。私たちはそんな子どもたちのために募金を呼びかけています。子どもたちの夢を応援できるよう、徳島県の皆さん、ご協力をよろしくお願いします!」と力強く語ってくれました。
徳島での募金は10月29日(土)に、徳島駅前で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。
また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在徳島県内では35人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。