保護者の平均所得135.7万円。前年から8.2%(12.2万円)減 |記者発表をおこないました
あしなが育英会は10月19日に本会東京本部で記者発表を行い、最新の、奨学生保護者の平均年間所得についての調査結果を報告しました。
2023年度あしなが高校奨学金申請書(予約募集)を集計した結果、保護者の平均年間所得は135万7403円で、前年の147万9132円から8.23%、12万1729円も下がっていることが分かりました。そこに昨今の急激な物価高で、遺児家庭の窮状はますます深まっています。
在学募集を含めた2023年度の高校奨学金申請者数は、1988年の奨学金制度発足以来、最多の2629人でした。その背景には生活苦の深刻化と、本年度から高校奨学金制度を貸与・給付一体型から全額給付型に変更したことがあります。
「全額給付型」への変更により高校生一人ひとりへの支援を手厚くすることはできたものの、申請者の予想以上の急増と本会の資金難により、申請者の半数以下、44.4%(1168人)しか採用することができていません。
詳細は配布資料をご覧ください。こちらからPDFをダウンロードできます。
記者発表で、自身の体験と、秋の街頭募金開始について語る大隅さん
記者発表には、本会大学奨学生で、あしなが学生募金事務局 首都圏エリアマネージャーの大隅有紗さん(慶應義塾大学3年)も登壇しました。
「私自身、あしなが育英会の奨学金を利用して大学に進学したことで選択肢が広がったので、同じ体験を高校生にもしてもらいたいという気持ちで活動しています。採用することができなかった遺児に、一人でも多く奨学金を届けるため、10月の街頭募金へのご支援をしていただきたいと思っています」と街頭募金への協力を呼びかけました。
第106回あしなが学生募金について
あしなが大学奨学生たちが「一人でも多くの遺児たちに奨学金を届けよう!」という熱い想いで街頭に立ちます。
どうか皆様の温かいご協力をよろしくお願いいたします。
日程
全国約150カ所で実施予定
- 2023年10月21日(土)
- 2023年10月22日(日)
- 2023年10月28日(土)
- 2023年10月29日(日)
募金の使途
全額が一般財団法人あしなが育英会に寄付されます。うち2分の1を日本国内の病気・災害(震災を含む)・自死(自殺)で親を亡くした子どもや親が障がいで働けない家庭の子どもたちのための奨学金として、2分の1をサブサハラ・アフリカ49か国の遺児の高等教育支援費として、大切に使わせていただきます。
実施場所
あしなが学生募金の公式サイトの実施場所のページでご確認ください。
道路使用許可、その他の事情により、当日まで変更の可能性がございます。お越しいただける場合には、当日朝に再度ご確認いただきますようお願いいたします。
「募金には行けないけど応援したい!」という方へ
あしなが学生募金をネット募金で応援
ネット募金へのご寄付は、上記「募金の使途」のとおり、2分の1を国内遺児の奨学金として、2分の1をアフリカ遺児の奨学金として使わせていただきます。
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あしなが育英会への寄付で応援
ご都合に合わせたご寄付方法をご利用ください。