賢人達人の野依良治博士　アジア初「歴史的化学論文大賞」受賞

 

あしなが育英会の賢人達人会メンバー　野依良治博士の「不斉触媒反応」に関する論文が、米国化学会の「歴史的化学論文大賞」に選出されました。長年のご功績をたたえ、栄えある受賞を、心からお祝い申しあげます。

 

「歴史的化学論文大賞」は化学の歴史を塗り替える飛躍的な革新をもたらした偉大な論文とその研究がなされた機関におくられる賞で、野依博士はアジアで初めての受賞となります。

 

受賞決定を受けたオンラインで記者会見では、「日本初の顕彰であり、大変光栄で名誉なことだ。私自身ではなく論文がよかったということで、それを育てていただいた名古屋大学が表彰されたことに意義があると思う」と喜びを語られました。

 

野依博士は2001年にはノーベル化学賞を受賞され、現在も名古屋大学特別教授として後進の育成に邁進されています。あしなが育英会元理事としても、本会の遺児支援活動に理解と支援をいただいています。役職員・奨学生一同、ますますのご活躍をお祈り申しあげます。

 

国立科学博物館のホームページに、野依博士の偉業と活発な青年期の様子が綴られておりますので是非ご覧ください。

 

国立科学博物館ホームページ

ノーベル賞100周年記念展「科学系ノーベル賞日本人受賞者９人の偉業」

https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/tour/nobel/noyori/p1.html