JICAモザンビークとあしながブラジルのパートナーシップによる初めての研修がスタート
2021年7月にキャリア開発と人材育成を目的として協定を結んだ、JICAモザンビークとあしながブラジルの間で、アフリカ遺児高等教育支援100年構想生のルシネイデ・マシャーヴァさんが、JICAモザンビーク事務所にて協定締結後初めて、インターンシップを始めました。
ルシネイデさんは、ブラジル・サンパウロ州に所在するプレスビテリアナ・マッケンジー大学の土木工学部3年生で、JICAモザンビーク事務所でインターンとして働いています。
(写真1:JICA本部、マプト市、JICAモザンビークによる都市交通開発プロジェクトに関する打ち合わせの様子)
(写真2:JICA専門家チームによる「橋梁管理・維持管理技術協力」に関するブリーフィング風景)
この6週間のインターンシップで、ルシネイデさんは、日本とモザンビークの協力体制やプロジェクトの計画・交渉・実施の流れについて学び、JICAモザンビークが実施するプロジェクト(特に交通インフラ関連)に直接参加しています。
(写真3:都市交通(主にはバス)の運営ほか、さまざまな取り組みを行っているGrupo SirMotors COMETAL社を訪問した様子)
自らの専門分野に関連するプロジェクトへの参加に加え、JICAモザンビークの様々な部門によって実施されている社会開発や教育、ボランティア関連のプロジェクトにも触れる機会もあり、ルシネイデさんにとっては貴重な経験となっています。
モザンビークの中央州ベイラで生まれ育ったルシネイデさんは、初めての首都マプトでの生活を経験しつつ、様々な文化イベントに参加する機会も得ています。7月初旬は、ブラジル・モザンビーク文化センターで開催された、ブラジルの伝統的なお祭り「フェスタ・ジュニーナ」にJICAモザンビークのスタッフとともに参加し、ブラジル文化とのつながりを強める機会にもなりました。
(写真4:ブラジル・モザンビーク文化センターでの「Festa Junina」)
JICAモザンビークとあしながブラジルは、今後もこの協定を通して、人材育成および文化交流の機会を提供し、社会変革の担い手たちを支援し続ける予定です。