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【後輩遺児のために】街頭募金に向けての学生たちの想い vol.2

4月22日(土)から全国約150か所でスタートする「第105回あしなが学生募金」。「一人でも多くの後輩遺児に奨学金を届けるために」と、各地で学生たちが街頭募金の準備を進めています。

そんな熱い想いを持った学生たちの、街頭募金に向けての意気込みを複数回にわけて紹介します。今回はそのvol.2です。

vol.1はこちら

 

 

宮崎県 直希さん(大4)

私は幸運にも高校の先生からあしなが育英会のことを聞き、奨学金のおかげで大学へ進学することができました。しかし障害者家庭や遺児家庭の中にはあしなが育英会の存在を知らず、金銭的問題で進学を諦めてしまっている子どもが多く存在します。そんな家庭を一つでも減らすためには多くの人に、あしなが育英会のこと、そして障害者家庭や遺児家庭の現状を知ってもらうことが一番大切だと私は考えています。 
私は、あしなが奨学金を支えてくださっているたくさんの人達の優しさを受けて進学することができた一人です。恩送りの精神を持って、少しでも多くの遺児や親に障がいがある子どもたちが進学できるよう、この春宮崎での街頭募金で声を上げます。 

 

愛媛県 茉青さん(大2)

小2の時に心筋梗塞で父親を亡くし、家族の収入がほとんどなくなってしまった私にとって、大学へ進学するなど夢のような話だと思っていました。しかし沢山のあしながさん(あしなが育英会への寄付者)に高校生の時から支えていただき、今は夢であったはずの大学に通うことが出来ています。 
私は進学できましたが、高校や大学への進学を諦める後輩遺児たちが数多くいます。経済的に厳しいからという理由で学びたいことや夢を諦めてしまう世の中であってはならないと思います。この思いを胸に、私はこの春全力で街頭募金に臨みます。 

 

滋賀県 希乃花さん(大2)

私の父は、私が高2のときに国の指定難病である肺高血圧と診断され、現在も闘病中です。高3で大学進学を考えるとなった時に、入退院を繰り返す父の収入はほとんどありませんでした。母は必死に働いてくれましたが、それでも学費は足りませんでした。そんな時に出会ったのがあしなが育英会。あしなが奨学金制度のおかげで大学に入学することができ、今私はずっと学びたかった生命科学について勉強しています。 
この奨学金を受けて夢を追い続けられている私は今、より多くの子どもたちが進学の夢を叶えられるよう、学生募金の活動に取り組んでいます。子どもたちに進学を諦めてほしくない。私はその一心でこの春滋賀での街頭募金に臨みます。 

 

石川県 珠美さん(大2)

私は遺児奨学生ではありませんが、ボランティアスタッフとしてあしなが学生募金に参加しています。奨学生ではない私がこの活動に参加している理由は、1人でも多くの子どもたちが将来を選択できる社会にしていきたいと考えているからです。何不自由なく、学校へ進学できることは当たり前のことではない。そのことを、この活動を通して実感しました。家族のことを考え、進学に迷い、苦しむ遺児がいます。色んなバックグラウンドがありながら、頑張っている遺児たちを支えていきたい、経済的理由から進学や夢を諦める子どもたちを1人でも減らしていきたい。そのために私はこの春、金沢での募金に立ち、遺児への支援を全力で呼び掛けていきます。 

 

千葉県 伸真さん(大3)

父は、私が生まれたときから左半身の麻痺で障がいを負っていました。しかしながら、それでも父は家族の為に働いてくれ、さらには家事や洗濯もこなしながら私を支えてくれました。経済的な不安は少なくありませんでしたが、私はあしなが育英会の奨学金があったから大学まで進学できました。 
まだまだ障がい者家庭や遺児家庭の現状は、社会に知られていません。一人でも多くの人に実情を知ってほしいと思い、学生募金に参加しています。同じような境遇にある子どもたちを助けるためにも、仲間たちと一緒に千葉での街頭募金に全力で臨みます。 

 

青森県 新さん(大4)

私は大学1年の時に父親を自死で亡くしました。当時母親も躁うつ病を患っていて、私は相談する人もおらず漠然とした不安を感じていました。しかし、あしなが育英会の奨学金を知ったおかげで、現在も大学で学ぶことができています。 
今全国には、かつての私のように家庭の影響による経済的ハンデの現状を受け入れるしかないと思いながらも、さらに苦しい生活を強いられている遺児がいます。中には進学を諦めてしまう遺児もいます。そんな遺児たちに奨学金を届け、「夢に向かって頑張れる」と将来に希望を持たせるために、私はこの春街頭募金に立ちます。 

 

春のあしなが学生募金は4月22日からスタート!

第105回あしなが学生募金は、4月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)に、全国47都道府県の約150か所で実施します。

あしなが育英会の奨学金を受ける大学生や、中高生や社会人のボランティアが街頭に立ち、日本とアフリカの遺児への支援を呼び掛けます。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

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