【速報】3/9記者発表の資料を公開いたしました
東日本大震災10年 支援報告と感謝の会「津波遺児が語る『今』」
2011年3月11日に発生した東日本大震災からまもなく10年が経過しようとしています。
本会は、東日本大震災発生直後から津波遺児の支援を続けてきました。命をつなぐための特別一時金を2,083人に給付。心のケアのため仙台、石巻、陸前高田に「レインボーハウス」をつくり様々なプログラムを実施してきました。
発生10年にあたり、ケアプログラムに参加してきた3人の津波遺児が、本会活動を支えていただいたご支援者への感謝を込めて、それぞれの「今」を語ります。
また本会が実施した津波遺児家庭へのアンケート調査結果も併せて発表いたします。
・日時 3月9日(火)13:00~
・場所 東京会場=あしなが育英会本部 平河町2-7-5 砂防会館本館4階
仙台会場=仙台レインボーハウス 仙台市青葉区五橋2-1-15
・出席 津波遺児3人(高校生、大学生、社会人)、本会会長・玉井義臣ら
※上記2会場をオンラインでつなぎ、同時進行で進めます。高校生は仙台で、大学生と社会人は東京で思いを語ります。
アンケート調査概要
アンケートは下記の通り、対象を3つに分けて実施しました
①現在、中学・高校生の東日本大震災遺児
②現在、18歳以上の東日本大震災遺児
③東日本大震災遺児の保護者
郵送数 | 有効回答数 | 有効回答率 | |
---|---|---|---|
中高生 |
379 |
94 | 24.8% |
18歳以上 | 1,129 | 216 | 19.1% |
保護者 | 942 | 270 | 28.7% |
計 | 2,450 | 580 | 23.7% |
今回のアンケートでは、多くの人が未だに亡き人との別れを信じられなかったり、震災へ怒りを感じたりしていることが明らかになりました。
<自由記述より抜粋>
中高生:もっと生きてて成長する所を見守って欲しかった
18歳以上:時間が解決すると言われてきたのにいつまで経っても悲しくて仕方がない
保護者:いまだに心の整理がついていません
また、子どもたちのライフステージが変わることで生じる、新たな想いも表現されていました。
あしなが育英会は、引き続き東日本大震災で親をなくした、もしくは行方不明となった子どもたちとその保護者の伴走者として共に歩み、サポートして参りたいと思います。
資料ダウンロード
※資料③を更新いたしました。(2021年3月12日)
◇0309あしなが育英会報道資料③=津波遺児家庭アンケート回答の要点
◇0309あしなが育英会報道資料④=津波遺児家庭アンケート回答の詳細①
◇0309あしなが育英会報道資料⑤=津波遺児家庭アンケート回答の詳細②
◇0309あしなが育英会報道資料⑥=あしなが育英会・東日本大震災支援の10年
◇0309あしなが育英会報道資料⑦=子どものグリーフサポートのあゆみ
◇0309あしなが育英会報道資料⑧=機関紙の抜粋「津波遺児支援の10年」
東日本大震災遺児が綴る作文集
本会は、震災から3年の間、レインボーハウスのプログラムに参加された小中学生の子どもが綴った作文集「お空から、ちゃんと見ててね」を発刊いたしました。
詳細は下記よりご覧いただけます。
東日本大震災遺児作文集『お空から、ちゃんと見ててね。』出版のお知らせ