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遺児支援の大恩人・副田義也名誉顧問(筑波大名誉教授)ご逝去

お知らせ 2021.10.26

長年、親を亡くした子どもに関する社会調査を通して、あしなが育英会に多大な貢献をしていただいた社会学者の副田義也(そえだ・よしや)本会名誉顧問(筑波大学元副学長・名誉教授)が、10月8日夜、多臓器不全のため亡くなられました。享年86。ご葬儀は近親者で済ませておられます。
コロナが収まれば、来春、「偲ぶ会」の開催を予定しています(日時・場所未定)。正式に決まりましたら、本会ホームページなどでお知らせいたします。


あしなが育英会が遺児の作文を通じて彼らの痛切な心情を伝えてきた一方、副田名誉顧問による調査は遺児家庭の窮状を科学的に訴えるもので、互いを両輪として世論を喚起し、遺児支援の「あしなが運動」を前進させてきました。
本会会長・玉井義臣との二人三脚ともいえる協力関係は約半世紀にわたり、まさに生涯の盟友といえる方でした。
筑波大学のほかに東京女子大学、金城学院大学などでも教鞭をとっておられ、福祉社会学会の創設者・初代会長でもあります。また、マンガ評論の草分け的存在で、マンガを日本の誇るべき文化として位置付けることにも大きな功績がありました。

主な著書には「あしなが運動と玉井義臣」「日本文化試論」「内務省の社会史」「生活保護制度の社会史」「マンガ文化」などがあります。また、「副田義也社会学作品集」が東信堂から刊行中です。本会が編集・出版した阪神淡路大震災遺児、ガン遺児らに関する書籍は、そのほとんどを副田名誉顧問に監修していただきました。


「副田調査なくして、あしなが運動なし」。
遺児支援運動の大恩人に対し、心よりの感謝と哀悼の意を表します。

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