オンラインクリスマス会@あしながレインボーハウス
クリスマスや年末年始などの時期は家族を意識させ、死別によるグリーフ(愛おしい気持ち、寂しさなどさまざまな思い)を実感しやすくなります。あしなが育英会では各地のレインボーハウスで毎年12月にクリスマスプログラムを企画しており、同じような経験をした仲間たちとの時間を過ごしてきました。今年度、あしながレインボーハウス(東京)ではコロナ禍の影響でそれが叶わず、オンラインでの開催となりました。今回は、各地で行われたクリスマスプログラムのなかから、12月20日にあしながレインボーハウスが主催したオンラインクリスマス会の様子をご報告します。
今年もレインボーハウスに個人や企業からたくさんのご寄付が寄せられました。例年はクリスマスのプログラムに参加するご家庭に直接お渡ししますが、今年はそれらを詰め合わせてお届けしました。写真はあしながサンタから画面を通じて皆さんにお知らせしている様子。くじ引き大会などのお楽しみ企画も取り入れ、とても喜んでいただきました。
コロナ禍の影響でレインボーハウスに集まれない日が続き、懐かしむ声も届いています。今回はクリスマス仕様のレインボーハウスの各お部屋をスマートフォンで中継。子ども達からは「懐かしい!」「早く行きたい!」などの声が寄せられました。
集まれなくても、離れていてもみんなの気持ちは繋がっています。そのことを伝えるために、子ども達やファシリテーターの皆さんから寄せられたメッセージ写真を繋ぎ、メッセージリレー動画を作成しました。「レインボーハウスで遊びたい」「みんなに会いたい」などの温かいメッセージがたくさん集まりました。いつかきっと会えることを誓い合い、繋がる気持ちを強くする時間を共有することができました。
2021年も、可能な手段を模索しながら、子ども達と保護者が安心できる居場所づくりに専念してまいります。