神戸レインボーハウス(兵庫県)
KOBE RAINBOW HOUSE
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神戸レインボーハウスについて
1995年の阪神淡路大震災では、573人の子どもが親を亡くしました。そのうちの1人である男の子が描いた黒い虹を七色の虹に変わるようサポートするため、1999年に神戸レインボーハウスを建設しました。当時の子ども達は全員成人しましたが、今でも1月に震災遺児がつどい、当時の想いを分かち合う時間を設けています。2003年からは病気や自死などで親をなくした子ども達へも対象を広げ、主に幼児~中3までを対象とした様々なプログラムを開催しています。
神戸レインボーハウスが
開催しているプログラム
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グループタイム
日曜日の午後に年間10回ほど開催しています。子ども達は遊びやおはなしを中心に過ごし、自分のしたいこと、したくないことを選択します。グループタイムには「おはなしの時間」という時間を設け、なくなった人のこと、家族のこと、学校の事など、子ども達が普段話したくても話せない事を分かち合います。
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つどい
お花見やクリスマス、乗馬など季節に合わせたプログラムを開催しています。食事やアクティビティを通し、遺児家庭同士交流の場となっています。また海水浴や雪遊びの宿泊プログラムでは、寝食を共にした仲間と一緒に、なくなったお母さんやお父さんについて話し、自分の気持ちに丁寧に触れる時間もあります。レインボーハウスに宿泊する「虹のつどい」も開催しています。
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虹の寺子屋
グループタイムがある日の午前中に主に開催しており、ファシリテーターと呼ばれるボランティアの方が1対1で勉強を教えてくれます。ファシリテーターは勉強だけでなく、学校や家で起こった何気ない出来事の話し相手にもなってくれ、学習意欲の向上だけでなく、子どもたちの居場所の一つにもなっています。
保護者サロン
子どもがプログラムに参加中、別室で保護者の方も自由に過ごされています。お茶を飲みつつ、生活や子育ての悩みを共有したり、情報交換をしています。また、希望者には精神科医による個人面談なども実施しています。
神戸レインボーハウス
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活動紹介
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