【ひと】沖縄での街頭募金の復活に向けて
2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第15週目となる11月5日(土)には大阪、香川、沖縄の3県で実施されます。
今回は沖縄での募金の復活に向けて奮闘する、大学奨学生のさうじさんを紹介します。
さうじさんは現在大学2年生。生まれも育ちも沖縄県のウチナーンチュです。大学では会計学や経営学などを学んでいます。将来は大学職員になることを目指しており、日商簿記検定1級合格を目標に日々勉学に勤しんでいます。
そんなさうじさんは、15歳のときに父親を病気で亡くしました。母の収入だけで大学に行くことは難しく、どうしようかと不安にかられていた時に出会ったのがあしなが奨学金だったそうです。
さうじさんがあしなが学生募金の活動に関わり始めたのは、大学1年生の秋のこと。自分自身が奨学金を受けることができた恩返しにと、活動を始めました。高校への校内募金協力依頼の電話がけなどの活動を熱心に行い、今年からは学生募金事務局の沖縄ブロックマネージャーとして、沖縄の局員を率いています。
沖縄県でもコロナ禍のため、2019年10月を最後に、街頭募金を実施できていません。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、さうじさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。
「私が今充実した学生生活を送れているのは、皆さまの温かいお気持ちとご寄付のおかげです。本当に感謝いたします。しかしまだまだ、未来の沖縄を背負っていく後輩遺児や親に障がいのある子ども達がお金の問題で進学できない現状があります。沖縄の皆様のお力が必要です。ご協力よろしくお願いします!」とさうじさんは意気込みます。
沖縄での募金は11月5日(土)に、国際通りのれん街と県民広場で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。
また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在沖縄県内では205人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。